219 「羽田パーキング」 6月25日

21日は自宅でせっせと写真の加工をし、夕方から青山でロケの打ち合わせ、
その後、外苑に友人のライブに出かけました。

22日は宮崎へ。
羽田まで車で行って終日駐車。
空港のパーキングはガラガラで1日、2500円でした。
世田谷から羽田は近いですし、自宅からタクシーと空港バスを使って遠回りするくらいなら、
空港パーキングを使う方がマシだと、1年経って気が付きました・・・。

現地で数時間撮影し、タクシーに飛び乗って、宮崎空港に向かう。
「お客さんたち東京から?何泊したの」と運転手。
「 5時間前に来ました」
「・・・・もう帰るんか・・」
「ええ・・・」
「・・・」

空いていたので羽田から三茶まで、一般道で30分ほどでした。
なんで今まで気づかへんかったんやろ・・・。
データをPCに落とし、翌日撮影の準備。
1AMに就寝。

4AMに起きてサッカー観戦。
もうとにかく応援しないわけにはいきません。
もちろん勝てれば最高ですが、負けたとしても感動できたり、
夢を見せてもらえたり、そんな気持ちになれるところが、素敵なんだろうと思います。
ぱちぱち。

コピーライターのDさんを目黒でピックアップして、サントリーの研究所へ。
たぶん建築家が建てたであろう、おそろしくきれいな場所でした。
研究所だけあって、中身はトップシークレットてんこ盛りです。
未来の駅のような自動改札があって、広報部の人ですら、そう簡単には入れず、少し戸惑う。
ガラス張りで向こうが見渡せるのに、IDがないとどうにもなりません。
なんかミッションインポッシブルみたいです・・・。

24日はひたすら写真の加工でした。
最近、目が悪くなった感触があります。
何か手を打たないと・・・。

撮影用にオーダーしていたアクリル板が届き、 ふろ場にこもって、艶を消すためサンダー掛け。
でも最近は消耗品などを買うのもネットだし、支払いも玄関でデビッドかクレジットカードで支払います。
銀行で振り込む機会も少なくなりました。
ほんま便利で助かります。
もちろん見ないと買えないものもたくさんありますからね。
でも知っているものを買う時、ネットの検索力はすごいものがあります・・・。

息が詰まってきたので、散歩に出かける。
土曜日ですし、天気も良かったので、すごい人でした。
無印でお菓子を買い、行きつけの喫茶店で西さんの「きいろいゾウ」を読む。
一気に読みたいのですけど、時間がないのでなかなか進まず・・。

リラックスに来たのに、人が多くてよけい疲れたのでした・・。
帰ってサントリ−にとりかかる。

数日前にもサントリーの打ち合わせがありましたが、
来月のあたまに、パッケージデザイナー参加のミーティングがまたあります。
大変ですが、いいものを作るためにお互いが妥協しないという姿勢は、なんだか楽しいです。
面白い方向に進めばいいな、と思います。


流行りと言えば(唐突ですが・・)立体感です。
デジタルは立体感が出しにくいので、デフューズで光を柔らかくして
ハイライトからシャドーにかけての階調を作るようにしていましたが、
最近は僕の中でバンクが流行っています(カメラマン以外の人たち、ごめんなさい・・内輪話で・)

バンクのホットスポットではなく、周辺の光を使えば柔らかい光になる、というのは、
カメラマンの人たちなら、ご存じのはずです( カメラマン以外の人たち、ほんま、ごめんなさい・・)
デフューザーは背景まで光を当ててしまいますが、バンクで背景の光を切ることで、
被写体と背景を切り離して、遠近感を出すという方法です。
背景はかなり光量が落ちてしまいますから、かなり渋めのライティングですね。
でも太陽光っぽいシャープさと強さがあるので、最近はいいな、と思っています。

優しさよりもその人の強さを見たい、という気持ちなのでしょうね。
自己分析するとしたなら。

そんなわけで相も変わらず唐突ですが、今月のテーマは「かっこ良く行こー」です。
もう今月も終わりですが・・・。


明日からベトナムに行ってきます。
とりあえず体調を整えないと・・・。

それでは。

 

宮崎。飛行機から。この後、青空になりました。
助かりましたです・・。




218 「満車と打ち合わせ」 6月20日

今日は朝から横浜で撮影でした。
データ加工がどんどん溜まっていくので、終了後、すぐに東京にトンボ帰りです。
三茶→横浜間は時間的に、大阪市内→神戸よりも少し遠いくらいでしょうか。
でも距離は近いのですね、神戸よりも。
下道を走る時間が少し長いのが、時間がかかる原因なのでしょうか。

だんだん蒸し暑くなってきましたね。
ここ何日か、汗を拭きつづけているような気がします。
いつの間にか、ずいぶんと日焼けしています。

昨日は恵比寿で食品会社のPR用に、タレントの撮影。
でもほんと恵比寿は駐車場がないです・・。
三茶から恵比寿までは車で15分ほどですが、駐車場を探すのに30分ほどかかってしまいました・・・。
もう帰ろうかな、と思いました。
ウソです・・・。
もともと打たれ強い性格ですが、東京に来てさらにパワーアップしたのです。
環境に鍛えられたのでした・・。

その後、サントリーの打ち合わせのために芝公園のデザイン事務所へ。
ここもまた駐車場がなく、ビル周辺をぐるぐるまわる(泣
何週も回って途方に暮れかけていた時、満車の駐車場から一台の車が出る!
僕が駐車場に突っ込むと、僕と同じように周辺を回遊していた車が、
空車のサインを見て一気に押すな押すなと流れ込んでくる。
でも運良く僕がいちばんなのでした。

東京は平面駐車場が少ないです。
あってもまず満車ですね。
銀座なんか、一時間800円くらいします。
もちろん最近は慣れてきたので、秘密っぽい平面駐車場のありかが。分かるようになってきましたが、
でも歩く距離が長かったりするので、結局は立体駐車場をよく利用します。

打ち合わせは大きなテーブルに7、8人が座って資料を見ながら、デザインや写真の撮り方を決めていきます。
今回はまずコピーありきだったので、そのテイストを聞いた後、商品のアングルやライティングなどをつめていきます。
みんながそれぞれのプロなので、発言に感心し、なるほどなぁということも多いですが、
ただ僕も着地点を見ながら、ずっと撮影してきたタイプのなので、このような場所は結構好きです。
僕の今までの経験を生かせるのですね 。

冷静になって考えてみれば、こういう仕事のスタイルを僕は望んでいたのかもしれません。
もちろん好き嫌いなんて、変わってしまうものですが、少なくとも今の僕にとっては楽しいです。
今、抱えている仕事は打ち合わせもせずに、その場かぎりで撮り切るものではなくて、
どれもきちんとディレクションを重ねた上で、進んでいくものです。

上京した時は「また駆け出しのようなところからスタートするのか・・」とがっくりしたものでしたが、
ちょっとずついい感じになってきました。
まあ、でもこの勢いは本物なのか、よく分かりませんが・・・。

やはり新宿で酔いつぶれる日はやってくるのか。
乞うご期待!
Don't miss it!




217 「上京1年」 6月18日

上京して一年が経ちました。
こちらにやってきたのは去年の6月15日のことですから、ほんと、まる一年ですね。
今回はそのことを軽く振り返って書ければと思います。

一言でいえば(別に一言でいう必要もないのですけど・・)大変でした。
何が大変って、環境が変わることですよね。
仕事が違う、人が違う、道が違う、言葉が違う、食べ物違う、笑いのノリ違う、
通貨・・は同じか、牛肉高くて食べれない、粉ものもちょっと食べれない、
異常に人が多い、家賃高い、肉じゃがに豚肉入ってる、厚揚げ固い・・・。
何か、こう書いてたら最悪な感じがしますね(笑
それでも面白い、と言えるのですが。
だから面白い、と言えるのかもしれません。

街としての東京はとても楽しいです。
いつも何かしらの驚きや、発見があります。
街が大き過ぎて、どこで何が行われているかなんて、分からないですし、
だから魅力的なのでしょうね。
ただいろんな意味で安定したものを求める人は、ちょっときつい街かもしれません。
ずっと東京で暮らしている人はそんなことか、と気が付かないこともあるかと思いますが、
地方から来た人はこのヘビィな環境において、タフであることを要求されます。

たとえばラッシュ時の電車の窓ガラスが、人の圧力で割れてしまうことに、マジかいな、と楽しく驚き、
渋谷のスクランブル交差点で、大雨で溜まった20センチの水たまりを歩きながら、もっと排水管、太くならんのかいな・・・と笑い、
洪水で水没しかけてるマイカーを見て、おいおい、まだ車のローン始まったばっかりやねんで・・・と大雨を眺めながらタバコをふかし、
絶望的な車の渋滞中にイーグルスのホテルカリフォルニアを絶叫したり、いかにその環境で楽しみを見つけられるか、とでも言いましょうか 。
(去年の夏はそれでオーバーヒートして泣きそうになりましたが、今となっては笑えます。というか、その時もヘラヘラ笑っていた気が・・)

東京暮らしは関西に比べ、間違いなくワイルドで野蛮です。
でも前向きなパワーを持っている人は、たぶん楽しめるのだろうと思います。

仕事をこなす量的には関西の時から比べても、まだ少ないです。
まあ関西の時は上京もありましたから、半端じゃないくらい働いていました。
東京でもほとんど名前が知られていないわけですから、それはしょうがありません。
ちゃんとした仕事さえしていれば、ある程度は時間が解決してくれるものだろうと信じています。
というか、それ以上、やれることはないですよね(笑

お世話になっているADの方が「東京ではレギュラー仕事なんてあんまりないんだよ。
毎回、コンペのようなものなんだ」とおっしゃったのを聞いて、ああ、確かにそうだと思いました。
リピートして仕事がやってくるということは、それほど多くありません。
まったくどうにもならない縁もありますが、何度かいい仕事ができて、
人々と繋がっていくという感触が今、あります。
「カメラマンを誰にしようかという話になると、ADの○○さんがやたら川田さんを推すんですよ」
という話を編集者の方から聞いた時は何とも言えず、嬉しい気持ちになりました。

心を許せる人たちも少しずつ増えてきました。
それは自分の中に知らず知らずのうちにあった、
東京に対してのコンプレックスが薄らいできたせいもあるのでしょう。

東京で暮らして、仕事をすることは憧れでもなんでもなく、リアルな日常なのですね。
そういう時期なのか、それとも無駄な肩の力が抜けたのか、
人との関わり合いが密になってきたような気がします。
そうなるとここで暮らすことが、とても楽しくなってきました。

もちろん関西の友人たちも大切です。
心置きなく馬鹿話も、本音も語り合える、僕のホームタウンの友人たち。
彼らとの会話は、やはり何ごとにも替え難く良いものです。

まあ、いろんなことがありましたが、とりあえず二年目はそこそこにスタートできそうです。
東京に馴染めなくて引きこもりになったり、落ちぶれて新宿で酔いつぶれることも、かろうじてなく(笑、
なんとかやってこれました。
まだまだ大変なことも多いとは思いますが、ベストを尽くすだけです。



フランスの小説家、デュマが「巌窟王」の中でこんな風に書いていました。

『 緋色の揺りかごの中に生まれて、なにひとつ望んだことのないような人たちは、
 生きる幸福がどんなものか分かっていません。
 荒れ狂う海に漂う板きれのような船に命を託したことがないような人間に
 澄みきった大空の値打ちが分からないのと同じように。』

僕とは違い、もっと高尚な人の立場から見た話ですが、
今になって、やっとこの言葉の意味が少しは分かるような気がしました。

どうしようもできないことの苛立ちや、
そしてそんな時に手を差し伸べてくれる人たち。
人は揉まれることで、いろんな痛みや、ありがた味が分かるようになるのですね。

東京に来て、ずいぶんと価値観が変わった気がします。
もちろんいい方向にだと信じています(笑


今週は都内で数件の撮影と宮崎ロケ。
翌週はベトナム撮影に行ってきます。

長くなりました。
それでは。









216 「祝 初伊豆」 6月16日 

伊豆から帰ってきました。
東名高速経由で伊豆半島に沿って南下します。
初めての道でしたが、ほとんどは海岸線が有料道路なので走りやすかったです。
天気は明るい目の曇り空でしたが、湿度が高いせいか、視界はもうひとつでした。
抜けのいい天気だったら、ほんと気持ちいいんだろうなぁ、と思います。

適度なワインディング、アップダウンあり、緑もきれいでとても気持ちの良いドライブでした。
熱海に初めて行きましたが、とてもいい感じでした。

街の規模はこれまで見た温泉街の中では、いちばんでかいです。
新幹線も停まりますからね(こだまだけど・・さいきん、見たことがない・・)
街のすべてを歩いて散策するのは、かなりの体力が必要そうです。

こじんまりとした入り江になっているのですが、
急斜面に旅館やリゾートマンションなどがそそり立っています。
寂れたモナコのようだと言えなくもありません。

旅館は老朽化し、人もまばらなので活気があるとは言えませんが、
でもゆるさ加減はかえって素敵です。
終わってしまったリゾート。
ハワイみたいですね。

でも終わってしまったリゾートには哀愁を感じますし、
独特の居心地の良さがあるのも事実です。
僕はおしゃれで、とんがった保養地よりも
ピークを過ぎてしまった、それの方が好きです。

安定期と言うか、それを越えてからの方がそのモノらしさ、というか、
本質のようなものが出て来るのではないか、と僕は考えています。
それは別にリゾートに限った話ではなく、人においてもです。
単に肩の力が抜けた、という簡単な理由ではないと思うのですが、
この話は長くなりそうなので、またの機会に。

あまりの気取りのなさに、ちょーリラックスできますので、
本当の熱海の旬は、むしろ今なのではないか、と思ったりします。
プライベートで来たいな、と思いました。
ほんとうに。


そしてさらに南下し、伊東市に入る。
とうとう見つけました、ハトヤ・・・。
ほんまもんや・・・。
なんか、ええ感じそうな気がする・・・。

まあ、だからなんだ、というわけでもないのですが・・。

撮影場所はさらに南。
夕方に近づくと空が晴れて来ました。
海の色が深い青になり、沖に停泊する白い船がきりりと輪郭を取り戻したような気がします。
影ができたせいで、コントラストが強くなったんでしょうね。
丘の上から太平洋を見下ろして、ああ、伊豆っていいなぁ、とあらためて思いました。

関西に似たようなところがあるかなぁ、と考えた見ましたが、
同じようなところはなさそうです。
強いて言うなら、和歌山の白浜と伊勢志摩を合体させて、
そこに新幹線の駅を作ったくらいの勢いでしょうか(ひどい例えだなぁ・・)

まあ、ひどい例えはさておき、
知らない場所を訪ねるというのは、とても楽しいですね。
まだまだ開拓できるところは、たくさんありそうです。
それではまた。







215 「信頼するということ」 6月13日

今日は銀座であまから手帖の撮影でした。
関西でも、よくご一緒しました営業の方と編集の方。
気心が知れているだけに、気分はとても軽いです。

何が楽かって、信頼感がお互いにあるからでしょうね。
僕のテイストは理解してもらっていると思いますし、
僕も何を求められてるかが、よくわかります。

撮影はスムースでした。
スムースだけがいいことだとは思いませんが、
これまでいろんな折衝があった上で成り立っている関係ですから、
ちょっとのことでは壊れませんし、
相手を理解しようとする気持ちが、まずありき、というのは嬉しいことです。

東京ではその関係がないですから、大変ですね。
だからといって頑張って作るものではなく、ある程度は時間が育ててくれるようにも思います。
どちらにせよ、背伸びするのではなくて、その人らしくあるということが、
いちばん大事なような気がします。

なんだか訳の分からないうちに時は過ぎていきますが、
それでも時間は貴重です。

幸せになりたいのか、生きている感触が欲しいのか、
それとも、達成感、高揚感?
どれも当てはまらないような気がしますし、
ひょっとしたら、そのすべてなのかもしれません。

自分でもよく分からないというか、考えて答えが見えたところで、
上京するという選択を変えたわけではないですしね。
ある部分、衝動的と言えるかもしれません。
熱のようなものでしょうか。

頑張るしかありません。
そして今は頑張れると思っています。
突っ走るのは今しかない。
今、走らんかったら、いつ走んねんという感じですよね(笑


明日から伊豆に行ってきます。
月の撮影を依頼されているのですが、梅雨空ですからね・・・。
と思っていたら、連日、雨マークが続く天気予報の中で、
撮影を予定していた明日の晩、3時間だけが伊豆地方晴れ、ってなんか奇跡?

まあそんな上手くはいかないんですけどね、きっと。
でも陽気に行きたいです。
それでは。
チャオ!





214 「ヤフオク/リュック」 6月11日

最近、オカシなことがおおすぎます。
でもいろんな事情や絡みがあって、ここで書くことはできません・・。
ひとり思い出しては笑っています。
くくくっ・・。

いつもながら夢もまたオカシイです。
なんだか、いつだってオカシナ世界で僕は生きているかのようです。
僕がきわめてシリアスなタイプなので、かろうじてバランスが取れている感じでしょうか・・・。
こんなに厳粛な僕なのに、なぜおかしなことばかり、まわりで起こるのか・・・。
なぞだ・・。
なぞなぞだ。


話は変わりますが、ずっとリュックサックを探していました。
地方ロケ用ですね。
海外なんかはスーツケースでいいですが、国内の長期ロケとかが、いちばん厄介かもしれません。
地元の電車やバスに乗ったり、タクシーに乗り込むにしても大変です。
できるだけコンパクトに動きやすく、で、軽いというのが理想です。

それでもやはりかっこいいもの、デザインが良いものを持ちたいものです。
こだわりを捨ててはいけません。
でもそんなものはとても高価なのですね。

僕はナイロン製の、そして黒でマウンテンタイプをずっと探していたのですが、
なかなか見当たりません。
巷では吉田カバン(ポーター)が大きめのナイロンリュックを扱っています。
デザインも作りもかなりいいです。
値段もそこそこします。

吉田でも良かったのですが、いかんせん少し若めかなぁ、ということと
わりあいどこでも売っているので、街でも見かけることが多いです。
僕の美意識からしますと、もう少しヒネリが欲しかったです。

同じようなマウンテンタイプで、実はイタリアのプラダがあります。
これはかなりかっこいいです(当たり前か・・)
でも値段は吉田の軽く倍ですね・・・。
たまにしか行かない地方ロケにプラダって、それはちょっとない話です・・。

でもですね、ほんと、意外といいものってないんですよ。
いいものって言うか、いいデザインのものですね。
そんなわけでネットオークションで探すことにしました。
プラダ吉田モドキのリュックを。
別にプラダでも吉田でもなくていいのです。
あくまでその雰囲気が好きなのですから、ということに気が付く・・・。

するとありました。
黒のナイロン、マウンテンタイプ。
ブランドはよくわかりませんが、デザインは悪くありません。
おまけに100円スタート。
いくつかの入札を経て、現在価格1100円。

どんな人が入札しているのか。
僕の推測するところ、吉田が買えないけど、吉田っぽいものを買いたい中学生だろうと思います。
その気持ちは分からなくはありません。
なにしろ僕も同じなのですから・・・。

でも中学生Aには申し訳ないが、僕が勝たしてもらうよ、とオークション終了数時間前に2500円で入札。
僕が最高入札額者になる。
中学生A、あっけなく脱落。
ふふふっ。

写真加工をしながら、ふと気が付くと金額が3000円になっていました。
この見たことのないIDコードは中学生Bか・・・。
俺様を本気にさせたようだ、大人の底力を見せてやる、と一気に4000円を投入。
中学生Bを100円上回り、金額は3100円とトップに躍り出た。
見たか、はーはー。

終了数分前、中学生Bは3600円で、僕を上回ろうと再入札。
しかーし!僕は上限4000円で設定しているので、自動入札で3700円とトップを維持。
中学生Bは疲れ果て、3、2、1のカウントダウンで入札終了!
ふーふー。

2日後、商品が届く。
思った以上に悪くない。
こんなものが3700円だなんて、なんだか申し訳ない感じです。
とりあえず座布団をふたつに折り畳んで、リュックに入れて背負ってみる。
悪くない・・・。
プラダには見えませんが、吉田と誰かは思うかもしれない。
これがその値段なんて、ちょっと考えられません。

でも書きながら思ったことは、入札できるのは18才以上でした。
ということは、競争したのは大人たちか・・・。
ダイナミックな男の金の使いっぷりを見せつけたはずなのに
なんか、すごい低次元の戦いのような気が・・・。

そんなわけで、また。
はー。







213 「新幹線と京都」 6月7日

京都に撮影に行きました。
今度は新幹線です。
車でも良いですよ、という話だったのですが、もう車はいいです・・。

ずっと京都での撮影だったのですが、週末だけは京都で宿が取れなくて、大阪に2泊しました。
現地での移動を考えれば車が楽なのですが、もう車はいいです・・。

電車は良いですね。
寝てても着きます。
電車の運転もしなくちゃいけないのなら、多少は考えます。
停止線に停まれるかな、とか・・・。
トイレに行けるのかな、とか・・・。
不安になって前日は眠れないかもしれません。
なにしろ生真面目な性格ですから・・。

でも新幹線ならいちど運転してみたい気もしますね。
記録に挑戦という感じでしょうか。
名古屋なんて停まりません。
大阪、東京間フルスロットルです。
時速300kmってどんな世界でしょう。
頑張れば2時間は切れるのでしょうか。
東京、大阪間1時間台ってすごいですね。
でもあと30分縮めればいいわけですから、まんざらできない話ではなさそうです。


ある企業のPRのために訪れた京都でありますが、それほど暑くなかったので助かりました。
今回はかなりボリュームのある撮影内容です。
京都の撮影ですし、内容的にも大阪時代に撮れないものでもないのですが、
東京でADとビジュアルイメージを共有したり、その作業が大事なのでしょうね。

もちろん東京での撮影がメインですが、仕事で関西に行くことが多いのは、
それだけ伝えなければいけない事柄が、西にはたくさんあるということなのでしょう。
でもしばらく遠出はご遠慮したい感じです・・・。
もう疲れが抜けないのですよ・・・。

でも来週、伊豆にいきます。
そう、あの「伊豆の踊り子」の 伊豆なのです。
東京に来たおかげで、今まで行ったことのないところに行ける。
素晴らし過ぎます・・・。

小田原、熱海、伊東を通過して、目的地のスパに向かいます。
熱海という響きも、今となっては違った意味で悪くはないですが、
伊東といえばハトヤです。
「伊東に行くならハトヤ」。
関西人の僕でさえ知っているこのコピーの存在ってすごいですよね。
よく聞いたのは小学生の頃ではなかったでしょうか。
まさか大人になって、そんなものにお目にかかれるとは思っておりませんでした。

昨日は台東区で撮影だったのですが、高速の出口の信号待ちで、
かつて観光で見た浅草の風景が目に入りました。
まさかあの時、こんな場所を車で走るなんて夢にも思いませんでした。
前にも書きましたが、東京は新幹線で来て、観光する場所というイメージがまだあるようです。

人はどこにだって住む権利がある。
当たり前の話ですが、とても面白いです。
住む場所を変えるだけで、ほんと、いろんなものが変わるんですから。
それではまた。








212 「リーガロイヤルホテル」 6月1日

こんばんは。
何日か前に帰っていたのですが、やっと一通り、終わりました。
なんだかやることって、たくさんあるものです。

放ったらかしていてもいいものもあるのですが、
ひとつひとつのことに真剣に向き合うと、何かと時間がかかります。
丁寧に生きようとすればするほど、時間をかけて解決すべきことが増える気がします。

なんだか分からない話ですね。
すいません・・。
またの機会に。


東京、神戸間の往復はたいへんな労働です。
元気な時はいいですが、疲れてるとこの距離の運転はヘビィですね。
この感覚は筆舌しがたいです。
体験したものにしかわからない、永遠さですね。

もうこれ以上、運転できねぇよー、と車中、叫ぶ時点で、ほぼ半分が過ぎたくらいです・・。
残り半分は以前お伝えしたように、無の境地で走るわけです・・。


今回も神戸、大阪に何泊かしまして、
最終日には中之島にあるリーガロイヤルホテルに宿泊しました。
僕にとってこのホテルは特別思い入れのあるところです。

大阪である年齢以上の人たちにホテルと聞けば、リーガロイヤルと答える人がほとんどだろうと思います。
結婚式を挙げるなら、リーガロイヤル。
これは孫を持つ、祖父や祖母がまずいう言葉です。
東京で言うとどこでしょうか。
帝国ホテルでしょうか。
東京は歴史あるホテルが多いので、いくつかあるのかもしれません。

僕がフリーになった10年ほど前から、たくさんの著名人たちをこのホテルに迎えに行きました。
リーガロイヤルは僕にとって、東京から来たVIPが泊まるというイメージのホテルでしょうか。
何年か前から縁あって、このホテルの広告に携わらせてもらうことになって、
新聞や雑誌広告など、いくつもの楽しいお仕事をさせていただきました。

ちょっと予算がオーバーしたものの、いくつかの用事をこなすための起点としては、
やはり便利かと思い、安く泊まれると評判のサイトで検索しました。
駐車場付きで申し訳ないほどの安い値段です・・・。
もちろんいちばん小さな部屋だとは思いますが、それでもほんとお世話になって来たところですから、
一度は泊まってみたかったのです。

僕が数多くあるホテルの中で唯一、このホテルを敬服する理由はその独自性です。
媚びた姿勢がなく、独創性を感じさせます。
スタッフの方々も優秀なのに、人間らしく等身大で、いつもリラックスした印象があります。

でもこれまでにもたくさんのホテルにこれまで行く機会がありましたが、
今のところ、こんな雰囲気を持つホテルに出会ったことはありません。
もちろん広く見渡せば、良いホテルや、良いスタッフはきっといるでしょう。
でもきちんとした品格を保ちながらも、訪れる人をリラックスさせるのは、やはりすごいなぁと思います。

一階でチェックインしようとすると「川田様は別フロアーでのチェックインになります」とポーターの方に連れて行かれる・・・。
やっぱり安い宿泊サイトで予約したから、僕は巨大ホテルの場末のようなカウンターでチェックインなのか・・・。
ひょっとしたら地下なのだろうか。
光の差し込まない、じっとりとした部屋がこの立派なホテルの中にもあるのかもしれない。
それは十分にあり得る。
何しろ失礼なほど安い料金で、このホテルに泊まるのだ。

そう思っていたら、専用ラウンジがついたVIPなカウンターに案内されました。
超高層です。
なのにジーンズはボロボロです・・・。

ソファーでくつろぐ外国人たちは一瞬、僕の服装のボロさにくぎ付けになる。
だってこんな場所に来る予定じゃなかったですから・・・。
でもスタッフの方は、いらっしゃいませ、川田様、と満面の笑みをくださいました。
もう、ほんと、すいませんです・・・。

いつもお世話になっていた広報の方が、知らないうちに部屋のグレードを上げてくれていたのでした。
粋な計らいに感謝です。
後でいただいたメールの感じから推測いたしますと、
少々無理をして部屋を確保していただいたのでは、という気がして申し訳ないです。
お金も権力もない僕ではありますが、 これからもご宣伝をさせていただければと思っています。

ここは四月にリニューアルされたフロアーです。
自分の家以外でこんなにぐっすりと寝たのは、初めての経験だと思います。
それに滞在中はとても居心地が良くて、あらためていいホテルに滞在することの意味が感じられた気がしました。
経費を切り詰めるのはしょうがないことですが、たまにはこういうことも大切だな、と思いました。

お礼の意味も込めて、部屋の写真をアップします。
お役に立てたら嬉しいです。
針辻さん、どうもありがとうございました。



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