8月本編は別ファイルです。
ここは中国編です。
ひとつお戻り下さいませ。
すいません・・・。



322 「北京・上海4」 8月16日

成田から4時間で北京。
空港からホテルに向かいます。
写真は料金所のゲートです。
気合いが入ってますねー。
日本だったら、さしずめ鳥居がゲートになっている感じでしょうか・・・。

アシスタント、Y撮影。
北京は自転車がおおいです。

みんな信号が赤でも、渡るタイミングをじりじり狙っています。
でもほんと、交通メチャメャですね。
僕たちはこの自転車の中に入り、ドサクサにまぎれて渡ってしまう術を身に付けました・・。


北京入りの日はゆっくりしたいと思い、少し早めに入国したのですが、
突然、クライアントが会いたいと言っているのでということで、ロケハンに。
北京の芸術団体の撮影です。

言葉が分かりにくかったのですが、おそらくモンゴルのチンギスハーンの
息子の結婚式を舞台化したようです。
衣装も凝っていて美しく、もちろんダンスディレクター、プロデューサーもいたりして、
かなり本格的なものです。

食事付きで1万円くらいですから、日本の価値でいうと5万円ほどでしょうか。
誰でも行ける金額ではないですね・・・・。

美しいです・・。
言葉はわからずとも、かなり感動しました・・・。

翌日、実際のショーをもう一度見て、撮るシーンを決めます。
つまり本番までに2度見たわけですね。
そしてどのシーンを撮影したいか、クライアントに伝えると
「モデルは時間も遅いし、返さなきゃいけないから。うちの劇団員のシーンだけにしてよ」と返事・・。
そんなの聞いてないっすよ・・・。
なんのためのロケハン・・・。
それでも「ああ、そうですか」と何も問題なく進んでしまうあたりは、
さすが中国の緩やかさ、というか懐の深さというか・・・・。
トホホ・・・。

深夜の撮影帰り、何かが光っています。
昨日はなかったのに。
あれはもしや・・・。

天安門のライトアップが始まったようです。
オリンピックの1年前になるということで、
その照明テストの現場に出くわしたのでした・・・。

イラストみたいにきれいですねー。
昼間とは大違いです。

後光だけではなく、手前からも強烈な光が当たっているので、
影絵でもして遊びたいですね。
捕まるだろうなー。

このとなりにある和食の店で、別チームの撮影隊と4人で食事。
東京在住、大御所カメラマンのNさんです。

北京はさすが首都だけあって、落ち着いています。
画廊や、写真ギャラリーなんかもたくさんあります。

北京は上海と街並において違うところは、だだっ広いということです。
とにかくスケールがでかいです。
あまりに広すぎて道を渡るもの嫌になります。
これホント・・・。

3日目は朝から撮影で深夜11時前の飛行機に乗って上海入りの予定。
ということはホテルに入る頃は確実に翌日になっています。
なのにまた早朝から撮影・・・・。
機材の準備もまだできていない・・・。

しかーし、ここで天の恵みが。
中国の懐の深さ故、午前中の仕事が突然飛ぶ。
雨でNさんの仕事も飛ぶ。

「おれたち仕事ないから、午後の仕事変わってやるよ」と Nさん。
天安門のような後光が見えました・・・・。

上海で機材準備や打ち合わせもあり、午後早めの便に変更。
奇跡的に2時間ほどフリー時間ができるということで
僕チームとNさんのアシスタントのクラボーと3人の若手で(汗)朝から天安門に行く約束に。
久しぶりの自由時間・・・。

紙のチケットを窓口で対面式に買います。
1元(17円)です。

こんな買い方でオリンピックに対応できるのでしょうか・・・。
小さなことでは悩まない、懐の深さ故ですね、こりは・・・。

電車は「地鉄」です。
地下鉄ではないです。
「地鉄」・・・?

天安門の中、故宮です。
日本でいえば皇居のようなものでしょうか。

天使を発見しました。
紫色の翼、ピンクのスゥエット。
間違いなく天使です・・・。

坊主頭にリアリティがあります。
僕の知るかぎり、本物の天使はいつもこんな感じです。

スティックを振りかざし、隣のおばさんをカボチャにする直前の写真です。
見事、激写しました・・・。
ふう・・・。

お父さんが、写真を撮るよーというと
当たり前のように自ら塀にのぼり、ポーズを決める・・・。
僕達3人は、いただきー、と女の子を激写です。

最後は彼女にお礼を言われました。
たぶん地方から観光に来ていると思うのですが、
まだ写真は特別なものなのでしょうね。

みんな弁当箱みたいな古いカメラを持っていて、
旅の中できちんとした記念写真を撮るという行為が、心の深い部分に少しだけ届きました。


故宮はあまりにも人が多かったので、堀に出ました。
中国らしい風景です。
ウーロン茶のCMが撮れそうですね。

小さな大人を発見しました。
ウソです・・・。

故宮に来るからきちんとした服装を、ということなのでしょうね。
僕もそういえば、子供の頃、何かあったら蝶ネクタイをさせられていたような記憶があります。
田舎者ですね・・・。



カフェエリアに来ました。
映画を撮るならここですね。
古い町並みがたくさん残っています。

時間がゆっくりと流れていますね。
上海とはぜんぜん違います。
どちらがいいとかではなくて、それぞれの良さがあります。
文化の深さでいえば、北京かもしれません。
でも上海には野性的な感覚を刺激する躍動感があります。
どちらもいいですね。

アシスタントの子たちはずいぶんと北京が気に入っていたようです。
新鮮さもありますからね。
ただ広すぎです。
もう少しコンパクトに作らないと歩けません。
いや、ほんと・・・。

Nさんのアシスタント、クラボーです。
経堂在住です。

クラボー、メガネ、レインボーマンか・・・。
全身、色キチやん・・・。

ここはカメラマンが経営するカフェでフォトギャラリーです。
とても良い空間でした。

隠居後はこんな店もいいいですね。
若者に写真展をさせて、こんなもんじゃイカン!と説教ジジイになりたいです・・・。

やってきました、上海です。
あづいー。
エアコンの要らなかった北京とは大違いです。

この暑さと湿度は東南アジアなみですね。
バンコクとかマレーシアとか、そんな感じです

少しでも体に良いものを、ということでカボチャジュースを。
どんなものかというと、本当にカボチャ味です。

僕にも飲ませて下さいよ、と頭を突っ込んで飲んでいるMさんを激写。
それを眺めているのは千葉県出身のキミちゃんです。

キミちゃんは中国人だけど、帰化してして日本国籍を持っています。
日本人として中国にいて、でも中国人で、でも両親はもう中国にいるとか、いないとか・・。
なんか複雑すぎて、僕にはよく分からないです・・・。

Y撮影。
懐かしいですねー。
まだギリギリ元気だった頃です。
新天地のドイツ系ビアホール前にて。

白人たちがバカな日本人を笑って通り過ぎます。
色黒いですねー。
きかんしゃトーマスのようです・・・。
「ヘンリー、どちらがたくさん石炭を運べるか、競争だーい」

グーテンターク!
オーチャイナチャイナ!

露店で発見しました。
ニセえもんシリーズの大きい版です。

まるで朝の田園都市線を見ているようで、胸が痛いです・・・・。
真ん中の人はもう怒っています。
右側の人は気分が悪くて、顔が土色になっています。
左下の子はもう目が回っています・・・。

いちばん上のシリーズがいつも見ているものですね。
ニセモノはほとんどありません、というか、独創的なものが多いです。
これだけのキャラを考えられるってすごいです・・・。
いくつか紹介を。

右はカールおじさんでしょうか。
左はなに・・・。

どこか不思議です。
気になってしょうがないです・・・。
おなかにドロンパのような星があります。
目は忍者ハットリくんが入っています。

こわいです・・・。
もう何だか、さっぱりわかりません。
もし言葉で説明すると、「イチゴ柄のロンTに黒タイツをはいた、
マコトちゃんみたいなザンギリ頭で、赤ずきんをかぶった腹話術人形のようで、
そして大きな耳が頭頂部に付いています・・」
もう完全に妖怪ぢゃないですか・・・。

アシスタントY、腰痛でダウン・・・。
フーディーに病院に連れていかれ、撮影される。
グルグル巻ですね。
引田天功のようです・・・。
見事、脱出とあいなりますでしょうか・・・。


僕はこれまでの中国撮影で初めての食あたり・・・。
たぶん過労も含まれているような気がします。

この日、偶然にも仕事はキャンセルで、初めてオフにもかかわらず、
僕は一日中、ホテルのベッドで、Yは病院・・・。
休みの日にこんなになるだなんて、運がいいのか、悪いのか・・・。
トホホ・・・。

この日からずっとお粥生活が始まります。
さすが中国。
お粥だけはどこのレストランにもあります・・・。

翌日は日本製のデジカメのカタログ撮影。
世界未発売の商品ですが、それらが普通の手提げ袋に無造作に入っているあたりが、さすが中国・・・。

右の男性はヘアメイク。
かならず小指が立っているあたりが、ヘアメイクという感じでしょうか。
たまにウインクされます・・・(汗

女の子4人が製作スタッフ。
右の短パン娘がチームリーダーのショウです。
ジーンズの切りっぱなしか・・・・。

営業もビーチサンダルで来ていたりして、
それって失礼にならないの、と聞いても、ぜんぜん問題ないといいます・・。

広角と望遠の違いとか、わざと手振れ写真を撮ってみたりとか、
まさか僕がこんな撮影をする機会がくるとは・・・。

ショウはデジカメのことを「デジカメラ」といいます。
それを聞くたび、吹き出したくなるのを必死に押さえます。
デジカメラって、あんた、メカゴジラみたいやん・・・。
デジカメラ対メカゴジラみたいに・・・・。

中国のサインはよく分からないものが多いです。
こういうものって瞬時に理解できないと意味がないのですよね。
デザイン力が求められます。

これは何でしょうか。
けが人を担架で運んでいます、っていうか、オボンですよね、これじゃ。
「けが人はここですよー」と旗を振る人がいます。
違うな・・・きっと・・・。

エレベーター内のサインです。
ここは電波が通じております、ということです。

僕の記憶が確かであれば、中国の携帯はアンテナ6本で表示されていたはずです。
そうでしたよね、Mさん。

3本と4本でどう違うのか。
5本と6本とでは・・・。

細かいのか、大雑把なのか、分からない国であります。
オーチャイナチャイナ!

ローソンです。
ビルの合間にひっそりとたたずむ姿は京都のローソン以上です。

便利なのと買いにいく時間がほとんどないので、ここで朝食を買うことが多いです。
悲しいくらい選べません・・・が朝、どこかに食べに出る気力もまた無いのでした・・・。
とりあえず、お世話になっております・・・。

また呼び捨てです・・・。
名字だけだからおかしいのですよね。

気が遠くなるよなスケジュールです。
最近の中国の記憶は仕事か、寝てるか、食べてるか。
この3つだけです・・・。

仕事も無事終わり、帰りの空港にて。
命からがら逃げ帰る感じです・・・。

僕の人生で最も多忙な夏が終わろうとしています。
無意識のうちに何度か、蛍の光を口ずさんでいたようで、アシスタントに注意されました・・。

写真はコーヒーを飲んだ領収書ですね。
上海市が発行しています。
50元だったら20元が2枚、10元が1枚だったりします。
この領収書のすごさはスピードくじが付いているということです。
いや、ほんと。

こうするとみんなが領収書を貰うので、ごまかしにくくなるというメリットがあります。
しかしながら1度も当たった試しがなく、いつも「シェイシェイ、ニー(どうもありがとね)」
と書かれたハズレを見て、コブシを握りしめるのでした・・・。

成田からの空港バス。
千葉県のどこかでしょうか。

ニッポンは天気がいいですね。
盛夏という感じです。

とりあえず翌日、軽井沢ロケがあるものの、ひとつのピリオドを打った感じです。
旅立つ前の未加工データや催促されっぱなしの請求書があるものの、
自宅で、自分の時間で生活できるのは久しぶりですね。

結局のところ、休みはとれない状態ですが、
なんとか体調を整えて、来週から新たに始まる撮影に備えていくつもりです。

長くなってしまいました。
ではまた。
チャオ!



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