中国編は別ファイルです。
ひとつお戻り下さい。
あいすいません・・・。


325 「いつまで熱くいられるでしょうか」 8月26日

しかしながら夏です。
いつ、この台詞から解放されるの・・・。


先日、プロ向けの新しいデジカメラが発表されました。
冬前の発売ですが、予約なしではいつ手に入るか分からないので、とりあえず予約しました。
2000万画素です・・・。

ファイル1枚、70メガぐらいでしょうか。
レイヤーを多用しますので、今のマックではさすがに厳しそうですね。
バンバン仕事しなきゃいけないので、マックプロを買うことにしましょう・・・。

それに合わせて当然、モニターも必要です。
作業効率が大事なので、でっかいのを買うことにしましょう・・・・。

するとプリンターだけ古い、というのもちょっとどうかと思います。
色合わせのこともありますし、まとめて変えた方が間違いなく手間暇省けます。
どうせあと1、2年で買い替えないといけませんし。
そんなわけでプリンターも買いましょう・・・。

しかしながら、これでいくらになるのだろう。
車、買えますね・・・・。

何はともあれ、悪魔のような出費ではありますが、
少なからずワクワク感はあります。
あーなんか、すごく頑張れるかも、と思ったりします。


仕事でも、買い物でも、自分の行動すべてにおいて、
「それでワクワクするのか」 というキーワードが常にあります。

昔はどちらかと言うと老成したい、という想いが強くありました。
もちろん若かったですし、少しでも背伸びしたいという気持ちがあったのでしょうね。
それが今やスピード感や高揚感、と言っているのですから、感覚は変わるものです。

写真作家は別にして、僕達カメラマンは時代の空気を無視することはできません。
カメラマンは自己完結できないのですよね。
時代の空気をそっとすくい上げ、自分の中に取り込んで、そして表出する。
そういう職業なのだと思います。

だからといって今っぽい写真を撮るのか、と言うとそういうことでもありません。
正直、静かにそれを拒絶しているように思ったりします。
それが時代のフォーマットっぽい、と感じてしまうせいだと思います。
あまり撮り手を感じさせない、なんというか、匿名的とでもいうのでしょうか。

もちろん力量のあるカメラマンが撮れば、それは文句をつけがたく素晴らしいものになるのですが、
ほとんどの場合、なんとなく雰囲気はあるんだけど・・という気がしないでもありません。
深い部分にきちんと届いて来るか、と考えると個人的には物足りなさを感じます。
多くの場合、見る人を説得させる力強さに欠ける、と思うのは僕だけでしょうか。

じゃあ、僕はそれを考えて撮ってるのか、というとそうでもなく、そのあたりが実になんともややこしいです・・。
プロでありながら、目的に向けて最短コースを描くのではなく、
なるべく人が通らなかった道を選んでアプローチする、という癖?が僕にはあります。
その理由に前述した「ワクワクするか」というキーワードが常にあるようです。

人と同じことをやりたくない、という前向きなものではなく、性格的なところで、
単純にその中に面白さを見つけられない、それゆえ、モチベーションを見失う、ということなのでしょう。
たぶん好奇心がないと前に進められないのでしょうね・・・。

最短コースをたどる方が手間もかからず、クオリティが高いときもあるのですが(あかんやん・・)
こうやったらどうなるだろう、という高揚気分の中で仕事をするプロセスは自分にとって大事なものです。
おそらく普通のカメラマンが人生で経験する失敗の数を、僕は遥かに超えていると思います。
もう絶望的な失敗の数です・・・。
もうみなさん、ほんとすいません・・・。

でもその失敗のプロセスに意外と得るものが多かったのです。
というか、僕の撮影術はほとんど、そんな感じで構成されています。
ワクワク気分を保つのは大変なのです・・・(汗

ではまた。









324 「文化の成熟とクリエィティブ」 8月22日

上海から引っぱってきた食当たりがやっと治りました。
10日ほどかかりましたね。
よってまたプクプクと太りつつあります・・・。

人間、お粥を食べるのにも限界があります。
消化の良いものって、やっぱりガツンと美味くないのですよね。
何でも食べられることの幸せ。
喫茶店ではお冷やをガンガン飲み干してやります・・・。

しかしながら、体調はまだ万全とは言えません。
昨日も飛行機に乗って移動したからでしょうか。
何となく、体がダルイです。

夏の暑さもあるかもしれません。


今回は中国の撮影を少し振り返ることができればと思っていましたが、
あまりにも長くなってしまったので、全部消しました。
あの時間はいったい何だったのか。
ふぅ・・・。

結論をいいますとおこがましい言い方ですが、
中国の人たちにできるかぎりのクリエィティブを伝えていく、ということです。
撮影現場を見学したいという現地のカメラマンたちに、できるだけ参加してもらって、
最終的には日本人のカメラマン抜きで、中国の仕事を動かしていってもらう。
これがスタッフにとっても、会社にとっても理想なのでしょうね。

ただ誤解しないでいただきたいのは、
中国人の写真レベルが低いわけではありません。
商業写真を中心にしているので、どうしてもブツや、人物でも分かりやすいものになってしまいます。
どちらかというと西洋寄りな写真かもしれません。
そこには余韻やアンニュイさ、という含みはありません。
ストレートで、強いです。

説明するだけではなく、その中に見る人の深い部分に届く、何らかのメッセージを入れる。
それはおそらく日本人カメラマンが最も長けていることではないか、と僕は考えています。
テクニカルなものではなく、撮り手の思想やソウルを伝えるということなのかもしれません。

そして中国人たちに残していくのは、おそらくその部分だと僕は思っています。


それがやがてどのように根付いていくかは、まだまだ未知数ですが、
素晴らしい中国映画がたくさん存在するように、感受性において優劣はないと考えています。
オリンピック後、何でもありだった文化が成熟に向かうと予想していますし、
クリエィティブに関してもそれにリンクして、グッと伸びてくるんだろうと思いました。

何しろ14億人いますからね・・・。
14億人って、世界の4分の1やん・・・。
どうもすいません・・・とフーディ。
まあ、別にフーディが謝らんでも・・・・。

ではまた。












323 「散文日誌」 8月19日

先日、東京駅で公衆電話にもたれ掛かって、人を待っておりました。
すると隣の電話に外人のカップルが・・・。

電話のかけ方が分からないようです。
液晶画面を必死で押しています・・・。
視線が合い、どうやら教えてもらいたそうな表情。
僕は受話器を取り、インサートコインでしょ、で、プッシュ ダ テレフォンナンバーね。

その外人は会話を終え、僕に向かって、日本語でありがとうと言いました。
なのに僕が返した言葉は、何を思ったか「シェシェ」・・・・。

日本語ちゃうやん・・・。
意味も間違えてるし・・・。
あーもーダメだー。


まあ、そんなこともあったりしますが、
昨日の深夜、写真を郵送し、すべての仕事が終了しました。
とはいっても、これから打ち合わせ、明日は福井県?です。

もう今年になって30回以上は飛行機に乗っているかもしれません。
新幹線もよく乗りますが、昔は乗り遅れるのが恐かったので、
15分くらい前から緊張し、ひざを揃えて待っていたものでした。

でも今は1分前でしょうか。
もう何かが麻痺しているのかもしれません。
それか発車ベルが鳴っているときに階段を駆け上がり、飛び乗ることも多いです。

たぶん、そのうち乗り損なう日がやってきそうです・・・。


またまた話は変わります下、先日、ジムで目を閉じて、シャワーを浴びている時。
ふとゴムの香りがしました。
意識が一瞬にして、子供の頃の海の風景にフラッシュバックします。
ああ、この感覚、なんだか懐かしいと思いました。

その記憶が何によってヒットしたものなのか、シャワーを浴びながら、
注意深く考えてみました。
やがてそれが水中メガネのそれだとわかりました。

子供の頃、海から帰ってきて、塩水を落とすために
水中メガネを持ってシャワーを浴びていたこと。
ゴムの香りはそのときの記憶です。

ジムのシャワーと、どこからかのゴムの香りが結びついて、
僕の底深くにある記憶にヒットしたようです。


おそろしく暑い夏でしたが、東京にかぎって言えば、
そろそろフェードアウトしていきそうな気配を漂わせています。

今年も残りわずかです。
楽しんでいきましょう。


次回は中国撮影後記の予定です。
ではまた。














321  「走り続けた2か月でした・・」 8月13日

旅人のかわだでございます・・・。
さっき北京・上海から帰ってまいりました・・・。
クタクタでございます・・・。

前回はたしか「会津若松に行く」、までお伝えしたように思います。
翌日はスタジオで撮影、次の日、都内でブツ撮りの後、午後便で富良野入り。
次の日は終日、北海道で撮影した後、最終便で羽田に戻ります。
帰宅は午前0時近く・・・。

翌日はまだ暗いうちに起きて、静岡から大井川鉄道に乗って、SLの撮影・・・。
14か国語に翻訳されて、世界に日本を紹介する雑誌です。
この日に乗った列車は、地下鉄、新幹線を含め13本・・・。

静岡から帰った後、北海道のデータ加工。
午前1時だか、2時だかにバイク便を呼んで、発送し、翌日の準備。
次の日は午前中から横浜で、タブロイド判PR紙の表紙撮影。

帰宅して加工し、同じデータを郵便局とヤマト運輸の2ルートでクライアントに送ります。
翌日から北京なので荷物が届かない、というのを避けるためです。
外国からだとどうしようもできないですからね・・・。

そんな感じでしたので、北京に向かうまでは睡眠時間も毎日、3,4時間ぐらいだったでしょうか。
毎日、思っていたことは「とにかく北京行きの飛行機に乗ってしまえばなんとかなる」ということでした。
夜以外に連続で4時間眠れる・・・。
もう最高です。
考えただけで鳥肌が立ちそうです・・・。

そこまで漕ぎ着けたら眠れる・・というのが最大のモチベーションだったように思います。
目指せ北京!
その想いはちょっとしたアスリートを上回っていたかもしれません・・・。

しかーし!そうは北京がおろしません・・・。
前代未聞の過酷なロードが待っているとはつゆ知らず。
北京行きの便で、笑顔で眠りこける僕なのでした・・・。

北京・上海日記は次回アップします。明日は軽井沢で撮影です。
帰省ラッシュですからね。
もう大変です。

ミュージシャンの撮影ですが、僕がこの人を知ったのは高校生くらいの頃でしょうか。
とても素敵なメロディーがあって、今でもそれを口ずさんだりします。
でも自分がまさか、この人に会うことがあるなんて思ってもみなかったです。
一瞬でも人生が交差するなんて・・・。
とても不思議です・・。

わからないものですね。
ではまた。

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