587 「集中豪雨0808」 8月30日

このところ雨がひどいですね。
夕べも玄関から駐車場を見ると巨大な漂流物がプカプカ・・・。

いちばん深いところで水深40センチほどはありそうです。
カナディアンカヌーだったら、じゅうぶん楽しめそうですね。

僕の車のあたりでは、水面がアルミホイールに達しています。
いったいこのあいだまでの道路工事は何だったのか。
こうならないために、数ヶ月間も我慢していたのに、トホホですね。

工事は一時間に60ミリの雨を想定して行われたものらしいですが、
たぶん瞬間的に、その雨量を超えていたようです。


道を挟んだ向こう側には美容室、ブティック、お花屋さんがあって、
大雨の度に浸水するので、いつも土嚢(土の袋ですね)を積んでいたりするのですが、
今回は工事後ということもあり、油断していたようです・・・・。
しかしながら水位は明らかに店の床の高さに達しようとしています。

2軒隣にテレビでもよくお見かけする、フリーアナウンサーの方がいて、
消防に連絡したり、近隣住人に声を掛けて回ったりしています。
やがて消防車がやって来て、水没した場所をライトで照らしてくれます。

近くにあるマンションで土嚢を確保し、それを大雨の中、みんなで運びます。
一個15キロほどの土嚢を両手にひとつずつ持ち、
視界が見えない豪雨の中を駆けます。
もうほとんど軍隊の演習のようです・・・。

でも話をしたことがなかった住人の人たちと
気持ちを共有できたのは、いい経験でした。
不思議ですけど、災害の時って一気に親しくなるんですよね。
ひとつの目的に向かっているせいでしょうか。
人の深層心理の中に「災害時は助け合う」みたいな遺伝的情報があるのかもしれません。


土嚢をお店の前に積み、ホッとしたところ、自宅が停電。
あーあ・・・。

戦いは続く・・・。






586 「瀬戸内と下北沢」 8月24日

溜まっていた仕事をすべて納品したと思いきや、
ひとつ忘れていたことに今、気がつきました・・・(汗

結局、休むことなく9月を迎えそうな感じで
9月初旬に友人の結婚式が四国であるので、それに合わせて
休暇が取れればなぁと考えております。

先日、仕事をした人が瀬戸内に面したある街出身の方で、
海について話をしていたら、無性にそんな風景を見たくなりました。

僕が今いちばん走ってみたいルートは、岡山から広島の福山へ、
そこから海を渡るしまなみ海道で愛媛県に。
そして香川から瀬戸大橋を使い、岡山へ。

瀬戸内を中心にぐるりと周遊するコースです。
できれば助手席に座って、ずっと海を見ていたいものです。
久しぶりにゆるい旅がしてみたいですね。
これといった目的を持たない旅です。

行き当たりばったりですね。
でも昔はいつもそんな調子でした。
どこかに向かうことが目的ではなくて、
出会いや、その過程を楽しんでいたのかもしれません。
僕にとって旅はささやかな冒険だったのでしょう。


このあいだ手に入れた「スローなブギにしてくれ」、読みました。
これが結構、面白かったです。
かなりのハードボイルドでしたね。

読み進めていくうちに、ああ、そうだ、こんな内容だった、と思い出すのですが、
前回(いつ読んだか思い出せませんが)よりも登場人物の機微がつかめるし、
書き手が伝えようとしていることが、じんわりと心に届きます。

年を取ると分かることがたくさんあるんですね。
知っている地名や駅、通りの名前などがたくさん出て来て、
同じものを読んでも、よりリアルに想像できるのが、なんとも不思議です。
いい小説でした。


あとがきを読んで、片岡さんが下北沢に住んでいたことを知りました。
あーそーなんだー、とちょっぴり感動。

ではまた。












585 「片岡義男」 8月17日

朝から色見本を出力し、DVD数枚にデータを焼きます。
午後それを持って、世田谷郵便局に。
ライティングテスト等があるものの、差し当たっては撮影分すべてを納品し、
何も抱えていないので、久しぶりにすっきりとした気分です。

駅前の喫茶店でコーヒーを飲んだ後、近くにある大型の古本屋へ。
片岡義男さんの「スローなブギにしてくれ」を見つけました。
たぶん家のどこかの本棚にもあると思うのですが、最近、本が多すぎて発見できません・・・。
まあ100円だし、いいか・・・と購入。

何度も読んだはずなのに、内容がまったく思い出せません。
なんか、ダラダラとした大人の話だった、というくらいですね。


初めて片岡義男さんを読んだのは、たぶん13歳の頃。
「時には星の下で眠る」というオートバイの物語だったような気がしますが、
やはり内容はまったく覚えておりません・・・。

姉がバイク乗りだったので、そんな本があったんですよね。
それがこの作家を僕が読み始めるキッカケでした。
13歳から20歳くらいまでに出た本は、おそらくすべて読んだかもしれません。

これらの本を読んで、記憶に残っている言葉は、オートバイ、サーフィン、ハワイ、カリフォルニア、
ピックアップトラック、カメラマン・・・というところでしょうか。
このすべてに僕が関わってきた、というのは何とも照れくさいことです。

オートバイ、サーフィン、ハワイ、カリフォルニアというのは
時間的にも気持ちの上においても、僕の10代、20代のかなりを占めています。
当時乗っていた、赤い四駆のピックアップトラックは、よほど強く友人たちの記憶に残っているらしく、
それ以外にいろんな車に乗ったのに、僕と言えば、赤の四駆を思い出すそうですね・・・。

疲れ果て、錆びた荷台で幌を被って、よく眠ったものです。
あんな固いところで、それも真っ昼間に眠れるだなんて、若かったんですねー。

カメラマンは今の職業ですね・・今のというか、この先も・・たぶん。


数年前、僕は自分の生き方を振り返った時、
この片岡義男さんという方にものすごい影響を受けてきたんだと、驚いたものでした。

ただそれらを真似てきたわけではなく、僕はこの方の本を読んで、
いろんな趣味や職業の中にある楽しさを教えてもらった、ということなのだろうと思っています。

例えばオートバイなら操作する楽しさとは別に、肌で感じる季節の移ろいや、
ボードを抱え、友人たちと巡った外国への旅。
写真はテクニカルなものではなく、どのように生きて、どのように考えたか、
審美眼とはその人自身を反映させたものだ、という思考に僕は共感しました。

カメラマンになろうとは思わなかったですが、
何かしらのプロになろう、とすでにこの時点では考えていました。

でもそれから数人の写真家との偶然の出会いがあり、その生き方が面白そうでもあったし、
リアルな生き様を見て、自分がそこに身を置くことを想像できたのかもしれません。
縁があったのでしょうね・・・。

なんとも不思議です。
ではまた。





 


584 「お盆休み」 8月14日

今日、明日は撮影がないものの、撮り溜めたデータの加工で
お盆休みは終わってしまいそうです。

相変わらず首都高を走り回っていて、
やはり相も変わらず絶望的な渋滞が続いています。
ただ休みに入っているせいか、他県ナンバーの車が目立ちます。

そんな車たちは分岐が現れる度に右往左往し、急ブレーキを踏み、
後ろを走る僕たちをパニックに陥れます・・・。

ほとんどインディージョーンズのトロッコみたいな首都高ですから、
ここをスムーズに走れ、というのはどだい無理があります。
アミューズメントパークだと考えれたら、最高に面白いのですけど・・・。


昼のこの時間帯に日記を書いているのは久しぶりですね。
車もほとんど通らないですし、人の声も聞こえてきません。
天気が良く、そしてとても静かな日です。



窓を開けて円山公園をシュート。
遠くから虫の鳴き声が聞こえてきます。

ではまた。





583 「首都高」 8月8日

首都高を活用し、毎日都内を走り回っています。
しかしながら、ここ2週間ほどものすごい渋滞で、
三茶の高速入口から入った瞬間から渋滞です。

正確に言いますともっと神奈川寄りから渋滞は始まっています。
僕は渋滞の中程から突入している訳ですね・・・。

そして降りるまでひたすらノロノロ運転ということも珍しくありません。
まあ・・信号で停まらなくていいし、人の飛び出しもないし、
ボーッと走れることが唯一のメリットでしょうか。

この渋滞が頭に来る、ということもなく、どちらかというと、こりゃすごいわ・・と感心しています。
本線も合流線もどこも停まった車で埋め尽くされていて、
この道の役割がよくわからないと言うか、スプラッシュマウンテンの方がまだ速いです。
最後は水しぶきで楽しませてくれるし・・・。

路肩でミッキーが手を振っていれば、少しはこの絶望感も和らぐのかもしれません。
この際、カリブの海賊でもいいです・・・もう・・。

でもみんな根気よく我慢していますね。
みんな同じ想いなんだ、と思うと合流してきても、
ヘイ!何台でもオレ様の前に入れよ、ブラザー!
と、ラスタカラーのニットキャップを窓から振り回したくなります。

お分かりだと思いますが、完璧にウソですね・・そんな帽子も持ってないし・・。


上京したときは道を覚えるということもあり、どこに行くのも一般道を使っていましたが、
何となく全体のつながりが分かってきたので、ここのところ高速を使っています。

最寄りの高速出口まで行くのが普通ですが、その前に大合流があったりすると
まったく動かなくなるので、2、3手前の出口で降りたりすることもあります。
かなり一般道を走ることになりますが、混んでいるときはその方がぜんぜん早いです。

そしてそのポイントがどこにあるのかが、ちょっと分かってきました。
初めの分岐を銀座に向かうのか、それとも北池袋に向かうのか、
その後、渋滞状況を見て降りるのか、進むのかを判断します。

ここで暮らしていたら、当たり前に分かっていたことですが、
上京組にとってはおそろしく複雑です。

時間をかけ、少しずつ街のカタチが見えてくるんですね。
ぼやけていたものが、ちょっとずつ鮮明になってきたような気がします。

ではまた。










582  「あずさで旅情」 8月5日

昨日は暗いうちから起きて、長野県松本入り。
8時ちょうどの「あずさ」です。
とは言っても、ハイテクJR特急スーパーあずさ5号ですから
情緒や感慨があるわけではありません。
もういいですか、この話題は・・・。

しかしながらこの列車に乗る度、あの曲が頭を巡って離れません。
車窓の風景をぼんやり眺めながら、
俺って、あなたから旅立っているのでしょうか・・と自問自答・・
はしませんが、旅情を感じさせる列車ではありますね。

この種の旅情は関西の列車ではないような気がします。
雪深い長野や日本海に面した街、それに東京は東北に向かうターミナル駅ですから、
鉄道というものに、どこか物悲しさを感じてしまうのでしょうか。

実際に行ってしまうと悲しさなんてぜんぜんないのですが、
まあイメージなのですよね、人が抱く。

関西で言うと、どこ・・伊勢志摩?
スペイン村ですか。
めちゃめちゃ能天気な、太陽の香りがしますね。

強いていうなら、日本海側でしょうか。
しかしながらカニが美味い、というポジティブなイメージしかありません・・・。
どう考えても「西」はポップです・・・とほほ。


で、夕べは山梨の大雨で列車が立ち往生し、
車内に3、4時間、缶詰にされました。
乗客は車内販売の駅弁にむらがり、ソールドアウト!
初めて見ました、そんなの・・・。

客は車掌に食って掛かるし、人の本性が出ますね、こんな時は。
僕は覚悟を決めて小説に没頭。
300ページ読みました・・・。

家にたどり着いたのは夜中の2時。
データ落として3時・・・。
緑道を新聞配達の自転車がチャリチャリーと走り抜けます。
あーあ・・・。

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