666 「ビーサン」 10月27日

なんだかオーメンの数字のようでビビりました・・・。

さてもうすぐ海外ロケです。
今度は南国です。

で、ビーチサンダルを買わねば!と焦ったものの、
時はすでに10月の終わり、靴屋の店頭からはそんなもの
とっくに一掃されています・・・。

わざわざ渋谷まで出向き、探しますが店員は「この時期にビーサン?バカじゃないの」
みたいな顔をして、僕を虐げるのでした・・・。

結局、自宅近くの知り合いの靴屋で聞いたら、買うとも言っていないのに、
ああ、取り寄せましょう、と勝手にオーダー。

今さら要らないともいえず、やはり買うしかないようです。
あーダサイやつだったらどうしよう。

なんだか去年から、ずっとビーサンにアタマ悩ましている感じですね。
夏に買っときゃ良かった・・・。


今回はかなりポピュラーな場所なので、準備にこれと言った緊張感もありません。
カメラ壊れたら、歩いて買いに行くか・・・みたいなノリです。

ドコモショップはホテルの横にあるし、
とにかく飲み水を確保しておかないとヤバい・・・みたいなこともありません。

いつでも、どこでも、ピピッとカード払いです。
イタリアの時のように、お菓子だけで2キロはある・・ということもなさそうです。
袋がバスケットボール大でしたからね。

でも結局は1キロくらい残った、というものの、1キロは食べたのか・・・。
ナッツとか、ラムネとか・・・。

出発までにまだ日記は書けると思うのですが、
それまでのスケジュールがかなりタイトになりつつあります。

もし間に合わなければ、帰国後、ボケボケトコナツ日記を
書くことにします。



今、友人とメールのやりとりをしていました。
語っていたのは可能性についてです。

僕たちにはいろんなことができる可能性の中で生きています。

でもそれが実現できないと分かったとき。
それは年齢か、お金か、場所か、性別か、ほかのシガラミかはわかりませんが、
現実的にそれができない、と悟ったとき、人は夢や希望を失います。

条件的には何の問題もなく、でも結局は自分が描いていたようなことは
出来なかったとしても、人はその過程の中で希望を持って生きていけます。

なぜならばそこには可能性があるからです。
万が一でも、できるかもしれない・・と。

何ができたのか。
その結果がまったく同じだったとしても、可能性があるのとないのとでは、
キャビアとトンブリほど違います。
あるいは松葉ガニとカニカマほど違うとも言えます。

可能性と希望を持って生きる。
それがどんなに過酷な状況であっても、
今となっては自然な行為のように思えます。

遡上するサケは誰も「あれ、この川出発したところじゃん、
なんだー、じゃあ、ずっとここにいれば良かったのに」とは思わない、たぶん。

とりあえず海に行ってみたい、と思うんだろうなぁ。
僕がサケだったとしても。

ではまた。














 

 

665 「新カメラ」 10月20日

キャノンからプロ向けの新製品が出ましたね。

僕の使っているタイプはまだですが
おそらく来年には登場するのではないでしょうか。

今のは2000万画素ありますので、
大胆にトリミングしても、A3は十分に伸ばせます。

なので、ほぼ仕事に支障はなのですが、
それでも後継機は良い商品を出して来るのだろう、と思います。

おそらくムービーが付いてくるでしょうが
高感度のノイズ除去や画像処理の速さ、背面液晶によるピントチェックなど、
僕たちがストレスに思っているところを上手く、チューンしてくるのだと思います。

そうしたらまったく外観が同じでも欲しくなりますよね。


ただミディアムの価格が下がりつつある今、
ひょっとしたらこちらも新しい選択肢になるのでは、という期待感もあります。

特にマニアというわけではありませんが、
ミディアムデジタルのボケには、やはりタメ息が出ます。
画素数では語れないセンサーの大きさゆえですね。

撮影はスタジオで、連写もしないというのであれば、ミディアムだけ、というのも手ですが、
今の撮影スタイルだとミディアムも35ミリも両方持って行く、なんてことになりそうです。

持って行く以前にちょっと買えませんね・・・。
とほほ。



イタリアの写真を少しだけアップします。

そろそろ整理しないと、どこに何があるか、さっぱりわからなくなりつつあります。
見つからないデータもいっぱいあって、かなりビビっています・・・。

最近、時間がなくて全く手をつけられなく・・・
日記書いてる場合ではないのですが、
「あの写真、もう一度くれる?」と言われないことを祈っています・・。

ではまた。















664 「古いレンズと新しいレンズ」 10月15日

最近、レンズの色の違いにアタマ、悩ましています。
レンズによって、写真の色がぜんぜん違うんですよね。

最近のレンズは彩度が高くなっているようで、
フィルム時代に買ったシフトレンズなんか使うと、
あまりの色の違いに驚きます。

色がはっきりとした被写体なんかは古いレンズでもいいですが、
渋めの色は新しいコーティングのレンズの方が魅力的に見えます。

シフトレンズをラインナップから外すわけにもいかないので、
被写体の色を見ながらレンズチョイスする、という面倒な状況です。

フォトショップで直せるようなものならいいのですが、
ちょっと方向性が違うようですね。



昔は階調とか、収差とか、周辺の像流れとか、
そんなオタクみたいなことどうでも良かったのに、
今はヒト目見たら分かってしまうようになってしまいました・・・。
さすがに毎日やってると・・・。

色のにじみが気になるので、面倒だけど重いレンズ持って行くか・・とか、
画質の低下する周辺部に人の顔が来ないよう、ワイドで撮ってトリミング、とか、
同業者じゃないと、何言ってんだか、さっぱりわかんない・・みたいな話なのです。

でもたぶん職人仕事なんてそんなものなのですよね。
いちいち説明するようなものでもない気がします。

こうやった方がきっと上手くいくからと、
人のまったく知らないところで、知らない作業をしている。
写真にプロセスの評価はないですから、
なにはどうあれ、結果が出ればいいのですけどね。

でもやはりプロセスがきちんとしているほど、
完成度は高まる気がします。
それだけ思い入れが強いからかもしれませんが・・・。

でも個人的には荷物も軽くしたいし、
楽に撮影したいのですが、そんな想いとクオリティは
反比例することが多いです、というか、まあ当然ですね・・・。

カメラ2台、レンズ5本、ストロボ2灯、三脚、スタンドとか持って行ったのに、
結局50ミリレンズ付けて、手持ちで撮った、みたいな撮影もよくあります。

カメラ、首からぶら下げて、電車で行けばいいじゃん、という感じです。
トホホですね・・・。

ではまた。





 

 

663 「個人的な写真」 10月10日

アシスタントワークやライティングテストで技術を覚えるよりも、
実際、現場で学ぶことが圧倒的に多いのは、僕だけではないと思います。

いろんな曖昧な技術や情報があって、「それを一度整理する」、
というのが時折おこなうテストの理由です。

現場では何となく、もしくは奇跡的に出来てしまったことを、
もう一度考察して、確実な技術にする、という側面もあります。

まあ簡単に言えば、現場で冷や汗はかきたくない、ということが
最も正しい理由なのかもしれません・・・(汗


例えば多灯時のストロボの比率や、ライトの高さ、光質、色など、
現場の空間の反射もありますから、組み合わせは無限と言えます。

写ってればいい、というのであれば、いくらでも方法はあります。
でも僕の世代のキャリアだと、それじゃダメなんですよね。
被写体を尊重しながらも、他の人とどう違うのか、ということを
強く打ち出してかないといけません。

なぜ僕が撮る必要があるのか。
それを考えて撮らないと、ものすごい数のカメラマンの中に埋没してしまいます。



ただそれだけ尖った東京であったとしても、
一冊の本を見て、本当に良い写真だと思えるのは数枚くらいではないでしょうか。

それ以外のほとんどは何となく、今の時代をなぞったような、
個性を感じられないものが多い気がします。

今っぽくはあるけれど、熱が感じられない。
うっとおしい、と思えるような押しの強さが感じられないのです。
でもそれって技術ではなく、気持ちの話ですよね。

そんなスノッブな軽薄さが感じられた雑誌は次々と休刊していきます。
というか、読者を無視し、広告主だけを見続けて、
よくここまでやって来れた、と感心します・・・。



写真は時代を映す鏡ですから、そこに実験性があることも理解しています。
ただそうであっても外せない核というか、本質のようなものが、
写真の中にはあるような気もしています。

それは人によって違うのかもしれませんが、
たぶん何らかの想いでなのでしょう。



写真に限らず、本当に良いものは少ない。
そう思います。

本だって、音楽だって、映画だって、カメラだって、車だって、そうです。
そこに作り手の愛情が感じられるものは、とても少ないと思います。

だからせめて愚鈍であっても、素直にいいものを作りたい、と。
もちろん仕事ですから、思うようにいかない時の方が多いですが、
でもそうあろうという気持ちまで失うと、何のためにやってるんだ、という話ですよね・・・。



写真を始めてから、ずっとこんな調子です。
すごく撮れるようになったと思ったら、まったくの勘違いであったり・・。
そんな繰り返しだったような気がします。

でも最近になってやっと、写真ってこういうものじゃなかろうか・・と思いつつあります。
もちろんものすごく個人的で、僕にとっての写真、という意味ですが。

長くなってしまいました。
すいません。

ではでは。








 

 

 

662 「秋晴れ」 10月4日

10月だというのにまだまだ日焼けを重ねています。
やっと撮影の山場を超えて、ほっと一息つきました。

今日の午後はとにかく晴れないと撮影が成立しない仕事。
一週間前から週間天気をチェックするものの、ずっと雨・・・。
台風、秋雨前線の影響もあり、ほとんど2週間は晴れ間なし・・・。

が、奇跡的に午後から晴れ上がりました。
きれいな秋の空です。
明日からはまた当分雨のようなので、ツイてました。

とりあえず明日以降も撮影はありますが、ストロボが使える室内なので、
今日さえ乗り越えれば、もう気分はダラダラなのでした・・・。



話は変わりますが最近、自分が撮影した印刷物の色チェックをしています。
印刷も紙も良かった時代は放っておいても、いい仕上がりでした。

ですがインクがにじむような紙、おまけに色稿も出さなくなりつつある今の時代、
自分が思った色を印刷で再現するのはかなり難しいと言えます。
強風の中、パラシュートで的を狙うようなものでしょうね・・・。

だから色は出ません、というのもまた無責任であると思います。
自分が落としたいポイントにきちんと導ける。
それはプロとして目指すべきことだろうと思います。

プロだからやってよね!、と上から言われると
それはそれで腹が立つんですけどね・・・。
「宿題やったの!」と親に言われるみたいな・・・。

印刷映えするための方法はいくつかあると思うのですが、
とりあえず明日はライティングのテストをしてみようかと思っています。

ではまた。


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