679 「2009年 オワリ」 12月28日


振り返ってみれば、いろんな意味で激動の一年でした。
広告にしろ、出版にしろ、良い話を聞きませんでしたね。

仕事をするのも大変で、
なんだかものすごい忍耐を求められます。

それゆえみんなから苛立ちを感じることがよくあって
そんな気分に自分が感化されないようにするのが大変でした。


愚痴もよく聞きました。
上手くいかないのは時代のせいだと。
もしくは人や会社や街のせいだと。

でもそれって責任転嫁ですよね。
どんな状況でも頑張れる人はいるわけだし。

誰かのせいにすれば楽です。
でもそう思っているあいだは何も解決しないと思います。

自分が社会から求められていない、と認識するほど辛いことはありません。
仕事において存在理由がないわけですからね。

僕も上京して仕事が上手く行かなかったとき、
それは自分の理解者がいないせいだ、と思っていました。

でもそうじゃないのですよね。
自分が至らなかった。
ただそれだけです。

自分がどれだけ、できないか。
それをしっかり受け入れることから、すべては始まると思います。

力のなさを受け入れるのは辛いことですが、そこに違いが出るのではないでしょうか。
ずっと現状維持で、文句を言い続ける人か、
もしくはさらなる高みに登っていける人か。



人や街はそれほど排他的ではありません。
排他的だと感じるなら、おそらく自分が排他的なのかもしれません。

すべてのものは自分の鏡です。
最善を尽くし、そして謙虚であれば、
誰かが手を差し伸べてくれると思います。

でも愚痴ばかりで責任転嫁しているような人には
とても何かを任せることはできません。

僕はそう感じるし、世の中の人も
そのような部分は嗅ぎ取っているのだと思います。




僕たちはまだまだ、いろんなことを上手く表現できるようになるでしょうし、
また歳を取る毎に感受性が鈍っていく、というのは嘘だと思います。

たしかに10代の頃のように、何でも新鮮に驚ける、というわけにはいきませんが、
深く理解すること、そしてそれを表現することについては、
経験値が増すほど上手くなるのではないでしょうか。
そう思います。

今年もたくさんお付き合いいただいて、ありがとうございました。
来年は明るく、楽しくいきましょう。

良いお年を!







 

 

 

678 「写真ブログ」 12月20日

ほぼ迷宮と言っていい、いくつかのハードディスクを探していると
使われていない写真が山のように出てきます。

まだまだたくさんあるのですが、とりあえずこの4枚をどうぞ。
イスタンブールの時の写真です。



水タバコカフェでずっと足下にいた子ネコたち。

外国のネコは普通、触れます。
あまり逃げることはありません。

でも日本でネコに触ることはかなり難しいです。
人間に冷たくされた記憶があるからでしょうね。

それってどうなんだろーなー、と
外国ネコを撫でながら、いつも考えたりします。



インド人街です、たしか。
この国はとにかく、人々のパワーがすごい。

街のリズムからすると、ヨーロッパというよりかは
アジアに近い気がします。

一国の真ん中にアジアとヨーロッパの分水嶺がある。
実際、どちらの要素も色濃く残っています。

今度は仕事のカメラを持たずに、
深いところまで入って行ければ、と思ったり。

もっと恐怪しいとこがあると思うんですけどねー。



見ていただいたら分かると思いますが、意外と几帳面です。

几帳面というか、何かしらの図柄を描きたかったようですね・・・。
さすが壁画の国だけあります。

お腹の向きに規則性があるようです。
愛ですね。

手前からアジ、黒鯛、スズキ・・・奥はヒラメ、というかもうオヒョウみたいですね。
色からすると・・・。

左側に縦にスズキが並びます。
きちんとし過ぎて笑えます。



それだったら果物だって・・・とメロンの上にマンゴです・・・。
スイカの上にパイナップルも・・・。
なぜ・・・。

コーディネーターの人に聞いても、当たり前すぎて何とも思わないようです。
ひょっとしたら新種かもしれません。

それだったらブドウの房の隙間から
モンキーバナナが生えている可能性だって否定しきれません・・・。

さすが世界の交差点だけあります・・・。



まあ、そんな話はさておき、写真が溜まって来たので、
どこか別の場所でお見せすることはできないか、と考えています。

このHP上になるのか、ブログを設けるのか、
はたまた日記自体もブログに移動せせるのか、
そのあたりは未定です。

ただもう少し写真を大きく、しっかりと見て頂こうという気持ちでいます。
自分で撮った写真を懐古し、ほくそ笑む習慣はありませんが、
そろそろ何らかの規則性を持たせて整理して行かないと、
ラビリンスのようなデータの世界は、さらに混沌となるのでしょう。

誰かに見てもらうため、というのは正しくもあり、でも優先順位はいちばんではありません。
自分がどんな写真を撮ってきて、どこに向かおうとしているのか。
失礼ながら、それを知るための、手段であり、足がかりであると思っています。


皆さんに読んで頂いているこの日記自体も、
自分自身のため、と言ってもいいかもしれません。

自分のためと言いながら、それでもきちんと公平に書き通そうとするのは
やはり皆さんが読んでくれているから、ということが大きいです。


それでも当然、書きたくないときもあって、そんな時は無理に書きません。
深呼吸して、書くことを先送りにします。

義務的にと思い、つまらない日記を書くくらいなら(まあ、この日記もどうだか・・)
本当に書きたい、と思う時間が来るまで、HPアプリケーションを立ち上げることはないです。
そんな風に腹を括りました。

写真も同様で「撮りたい」と思う飽和点が来るまで、待てるのが理想です。
職業ですから、待ち続けるわけにもいきませんが・・・・。



そんな訳でして、写真を大きく使えるブログを
知っている人がいましたら、ぜひ教えて下さると助かります。

ではまた。


 

 

677 「基地と戦闘機」 12月16日

もう15年以上前だと思いますが、
ある地方の山間部で撮影していたら、突然、ゴーッと地割れのような音が。
何らかの天災なのか、とみんなが身を屈めました。

音は強烈な震動をともない、空間全体に響き渡り、
数秒後、頭上を通り過ぎて行ったのは、2機の戦闘機。

しばらくは誰も何も話しません。
ちょっとショックだったのですね。
あの破壊的で、暴力的な騒音が。




僕も今までいろんな音を聞いてきましたが、
からだを硬直させるような、あんな爆音は戦闘機以外に経験がありません。
ばりばりと天空を引き裂くような音です。

陳腐な言い方ですが、想像を絶する音量、
そして音がすごいと空気の振動がすごいのですね。
鼓膜が疼いた感触すら残っているようです。

三脚に据えてあるカメラが揺れたりして、
音で物が動くというのは普通あり得ないことですよね。


その時に思ったのが、基地のそばで暮らす人たちは、
日常的に、こんな音を聞いてるんだ、ということ。

寝ている枕元を電車が通り過ぎて行くようなものです。
冗談抜きで・・・。




基地の移設問題にしても、我々はどこか、
自分とは関わり合いのない事柄だ、と眺めている気がします。
僕たちの暮らしとは関係のない、遠い話だと。

そんな怒りや苦しみや絶望感を、僕たちは基地のそばで暮らす人たちに、
無関心に押しつけてきたのだと思います。

もちろんどうすればいいかだなんて、僕に分かるわけもありません。
ただ痛みを抱えながら、ずっと暮らしてきた人たちがいる、という事実。

もし日本国民のすべてが、あの戦闘機の音を聞けたとしたなら、
この問題はもっと早く解決していたのかもしれません。

想像力に限界があるのは
とても残念なことだと思います。

 

 

 

 

676 「福岡 0912」 12月8日

福岡に行ってきました。
夜明け前の羽田空港。
良い天気です。

機内持ち込みのリュックはプラスチックのゲージよりも、1センチほど高かったようですが、
バリバリと音を立てて、X線の機械に吸い込まれて行きました・・・。
あーあ。


帰りの福岡ではカメラを全部バッグから出され、
プラスチックザルに並べられる。

アルバイトみたいな頼んない職員が、そのザルを抱え、
ヨロヨロとX線の機械に持って行きます。
お願いだから、落とさないでね・・・。

昔から地方空港の方が厳しくて(杓子定規ともいえる。三脚分解→通過→再度組み立てを職員の前でやっても何も言われない)
羽田がいちばん緩いです(というか、見るとこはちゃんと見てそう・・・)


まあ、とりあえずX線は通過。
やれやれ。




福岡のJRで見た「スゴカ」チャージ機。
せっかくなら「スゴカー」にして欲しかったですね。

福岡交通局では「はやかけん」というのもあるらしい・・・。

「はやかけん、すごかねー」なんて、すでに文章になっている。
方言は素晴らしい。

「甘かねー。うまかねー」とシミジミ言われるのが、いちばん好きです。

ではまた。




 

 

675 「電気自動車」 12月3日

年末のせいか、なんだかわかりませんが、
あわただしい日々です。
サーバにアップするの忘れてて、(汗)したりしています・・(汗



今日は電気自動車を借りて撮影。
結構速いです。

ですが、これが普及するのはかなり難しいのでは・・と思ったり。
航続距離が短く、常にバッテリーの残量を確認している状態・・・。

充電しなきゃとバッテリースタンドに寄ると、
普通の車が駐車していて使えなかったり・・・。
そしてグングン、バッテリーが無くなっていくのでした。

実際、こんな車が巷に溢れ出したら、
そこらで多くの車が立ち往生すると思われます。

コンセントの奪い合いですよね。
しかし、先を越されると1時間は待たねばいけません・・・。

コンセントの奪い合いによる、傷害事件なんてことも起きるかもしれませんし、
船越英一郎主演による火サス、「松本清張、日本海コンセント殺人事件」
なんてのがシリーズ化される懸念もあったり、なかったり。





しかしながら、感動するポイントもあります。
それはまったく排ガスを出さない、という点であります。

ものすごい交通量なのに、タイヤノイズしかしないような、
静かで空気のきれいな交差点も当たり前になります。

もちろん厳密に言えば、電気を作る時にCO2は出るかもしれません。
ですが、ガソリンによる排ガスに比べれば、微々たるものです。




別に僕はエコロジストでもエコノミストでもないし、
もっと言えば、湯水の如くガソリンを垂れ流すスポーツカーは、
やっぱカッコイと思ったりしています。

そんな風に思いながらも、でも時代は明らかに変わり始めている、
という感触も肌で感じつつあります。
すべての場所で再構築が始まってる、という感触です。

生き残っていくのもの。
そして淘汰されていくもの。
そのフルイ分けが今、行われているのでしょう。




今は経済性でハイブリッドが売れていますが、
そのうち電気自動車しか選択肢がない時代が来るかもしれません。

ちょっと不便かも知れないけど、受け入れざるをえない未来が
今日は少しだけ見えたような気がしました。

ではまた。










674 「機内持ち込み 手荷物」 12月1日


今日から機内持ち込みの手荷物が厳しくなりました。

海外ロケを語るということは、空港でのカウンターチェックインを語る、
ということと同じくらい、それらはタフでヘヴィなものです。
戦いですね・・・。

重量オーバーで交渉し、手荷物のサイズでまた交渉。
そしていかに良い席を確保するかで、カウンターにしがみつき、また交渉・・・。

それらが終わった頃にはもうヘロヘロに疲れています。
そしていつもマイレージのチャージを忘れてしまいます。
あーあ。

でもあれだけ交渉した挙げ句に、
またマイレージなんて言ったら、刺されそうですね・・。





ここ一年くらいは荷物に関して、厳しくなった感触があります。
燃料も高騰し、できるだけ荷物は少なくしたい、ということもありそうです。

ただ交渉の余地はありました。
頑張れば、何とかなると。

でも今回の厳格化で、決まった数値を超える物は
かなり強い姿勢で弾かれそうです。
そこを何とか・・・という交渉は難しくなります。

手荷物は10キロまでですから、キャスター付きバッグにパソコン、
ボディ2台、そしてレンズ1本で終わりです。

数本のレンズ、ストロボ、充電器等々は
すべてスーツケースに入れるしかありません。

それとも飛行機ロケに関しては、軽量の機材に切り替えるかですね。
その方が現実的かもしれません・・・。





座席数が100以下の飛行機。
たぶんプロペラのボンバルディア機のことだと思いますが、
これの手荷物規格は、トートバッグくらいです・・・。

ボンバルディアは真ん中の座席群がない、1列4席の飛行機です。
短い空路や離島なんかでたまに乗った記憶があります。

大きな機体を空席で飛ばすよりも、小さな機体を使うのが
これからの主流になるでしょうし、
ますます出逢う確率が高くなりそうですね。






仕事で行く場合はやはり必要な機材もあり、
お金を払ってでも持って行くことは、あると思います。

ですがカウンターでのハードネゴは疲れるし、
何よりも精神衛生上、良くないです・・・。
いや、マジで・・・。

海外での厳しい交渉は、ホント、消耗しますよね。
そのストレスを考えたら、機材を軽くした方が絶対いいです。

というか、日々の機材でさえ、軽くすれば楽になるんだろうなぁ、と思ったり。
ただ不便になるんですよね、あまり機材を絞ると。






でも飛行機のロケは、どこまで荷物を小さくできるか、
一度試してみます。
それもまた楽しそうですね。

ではまた。

 

 

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