621 「ロケとパソコン」 2月23日

一週間も書いていませんでしたね。
ちょっとあわただしい日々でした・・・。


暖かくなるとまた出張なんかも増えてきて、その度
荷造りで悩んだりするのですよね。
そのひとつがパソコンを持っていくかどうかです。

少し前までは長期の出張、海外ロケなどでメールチェックをしたり、
撮影したデータをパソコンに落として、CDでバックアップしたりするもんですから、
やはりノートPCは必須機材でした。

ですが世界中、どこでも携帯電話が通じるようになり、
iモードでパソコンのメールチェックもできるようになりました。

データをバックアップするのも、ストレージと呼ばれる
写真用のバッテリー付きHDが主流になっています。

パソコン並みの容量があり、おまけにスピーカーも付いているので、
例えばシベリア鉄道に乗りながら、iモードでメールチェックをし、
八代亜紀の「愛の終着駅」に涙することもできます・・・。

まあ、携帯は打ち込みなので、線路の軋みで文字が乱れることもありませんが・・・。
情緒がないですね・・。

何はともあれ、すごい世の中です。



そんなわけで、技術が発達していくにつれ、
知っていれば便利なことが増えていきます。

メールチェックするぐらいだったら、重いパソコンを抱え、ホテルで必死で接続するよりも、
例えば、入国後の空港バスで移動中に、携帯電話で返信する方がやっぱ楽です・・・。

メールなんて無視する・・という荒技もありますが、
社会人ですので、しょうがありませんね・・。


今は長期ロケの場合、ストレージ2台にデータを落とし、
オリジナルデータは消さないようにしているので、3つ同じデータがあります。

持ち帰る時はオリジナルをショルダーバッグ、
メインストレージをカメラバッグ、
サブストレージをスーツケースに放り込みます。
盗難の時の保険のようなものです。

ストレージにドライブを接続して、DVDが焼ける、というのはわかっていましたが、
ポータブルHDを接続する、という手もあったのだ、と気がつきました。
ばかですね・・・。

DVDを20枚くらい持っていくこともあるのですが、ホント重いです。
あーなんでもっと早く気がつかなかったんだろう・・・。


と、さんざんノートパソコンを否定しておきながら、
でもあの「パソコンに落としました」的安心感は
やはり他のもので得ることはできません。

立ち上がりに時間がかかるとは言え、作業はPCが楽ですね。
メインPCが壊れるときもあるので、もちろん自宅などには必要です。

ただ外国などのロケ先でパソコンのネットが通じてしまうと
PCの前から離れなくなってしまうので、無い方がいいと僕は思っています。

PCの画面なんていつでも見られるし、せっかく違う場所にいるのだったら、
散歩するとか、地元のカフェに行くとか、もっとすべきことがあるのでしょうね。

便利さの恩恵は受けたいけれど、でも依存はしない、
というその微妙なスタンスは難しいです。
そのあたりはたぶんバランス感覚なのでしょうね。

ではまた。

 




620 「喫茶セブン」 2月15日

三茶の喫茶店にやってきました。
お洒落かどうかはわかりませんが、いい雰囲気ではあります。

「おおーいいね」という友人がほとんどなので、
誰かが来た時はここに誘います。

ここは2階部分で4時までしか使えず、それ以降は1階で、というローカルルールあり。
チェーン店に慣らされているので、ちょっとした驚きがあったりしますが、
コーヒーのオカワリがサービスで付いてくるのは、これまた不思議・・・。

オカワリはホットコーヒーを飲む人だけではなく、
アイスコーヒー、オレンジジュースの人にも、もれなく付いてきます。
なんで・・・。

で、今日の若者ふたり。
右からDハラとUエダ君です。

清廉潔白なマイHPだけに、顔を出しても問題ないと思いますが、
物騒なことも多いので、モザイクをかけておきましょう。

二人とも世田谷なのでチャリで登場。
生活圏内の近さにびっくりです。
二人とも同じ業界で、大阪人であります。

今日は「東京タコヤキの行く末」が討論テーマで、
サブタイトルは「ホンマに食べたことあんのか」です・・・。

ウェイトレスが僕らを止めに入るほどのエキサイト討論を繰り広げた、
有意義な時間でありました。

次回の討論テーマは「今、東京のタイヤキが熱い!」で、
サブタイトル「コシアンとツブアンの黄金比率」です。
第2特集には「並ぶことの功罪。あなたは踊らされていないか!」で調整中です・・・。

お楽しみに。
チャオ!

 

 

 

 

619 「添付メール」 2月14日

今、仕事のオファーはほぼ携帯電話にもらいますが、
たまにPCにスケジュールを尋ねるメールが届いたりします。
そんなのは余裕のある撮影の場合ですね。
もしくはその人に撮ってもらうことが、前提になっているようです。

僕がアシスタントの頃は携帯も普及しておらず、
仕事の電話は事務所か、自宅の固定電話の留守電に入っていました。
で、夜にかけ直すんですよね、編集部に。
すると編集者はすでに帰っていたり・・・。
良い時代です。

笑えるのはさらに昔、撮影依頼が手紙でやってくる、ということです。
まあ、おそらくそれなりの先生クラスの写真家だとは思いますが・・・。

編集者手紙 ⑴「4月1日の日に撮影をお願いしたく・・・」
巨匠返信 ⑴ 「午前中、仕事でして午後からなら・・・」
編集者手紙 ⑵「では4月2日の日は・・・」
巨匠返信 ⑵ 「その日は午後から法事で・・・」
編集者手紙 ⑶「では3日というのは・・・」
巨匠返信 ⑶ 「雨みたいですが・・・」

なんていうリズムなのでしょうね。
半年くらい前から手紙のやり取りをしないと間に合わなさそうです・・・。
それでも成立していた社会というのはいいですね。

京都の料亭の取材以来も最近まで手紙だったようです。
ひょっとすると場合によっては、まだあるのかもしれません。

すると「まあ一度おこしやす」という返事が来て、
実際、東京から京都まで出かけて、運が良ければそこで成立。
問題があるとさらにやり取りは続きます。

問題というのは、ライバルである、あそこよりもうちの扱いの方が小さい、とか、
あそこは系譜でいうと弟弟子(おとうとでし)なのに、なんでウチよりも前に出てるんや、とか、
なかなか普通の人には理解しがたい、強烈なプライドのせめぎ合いがあるようです。
ま、だからこそ、古都が魅力ある街として、いつまでも存在しているのかもしれません。


最近というか、僕がプロカメラマンになった10数年前から比較しても
明らかに納品までの時間が早くなりました。
簡単に言えば、「今、撮った写真をすぐに欲しい」ということですね・・・。

デジタルがそれほど浸透していない頃は、「じゃあ、メールで写真を貼付しますので、
それでアタリを取られたらいかがですか」なんて言うと、
「えっ、そんなことが出来るの!」とものすごく感謝されたものでした。

が、今や「じゃあ、今日中に軽いデータで送って下さい」なんて別れ間際に言われちゃうほど、
普通になってしまったのですよねー。


さすがにそこそこ経験値が上がると、単純に写真を撮る、ということとは他に
どこに文字を載せる、とか、柄がうるさいのでこの背景には避けよう、とか、
こんな色の文字がかっこ良さそう、とかいろんなことを撮影しながら考えています。

それはカメラマン側からアートディレクターに、無言の誘いをかけているようなものだと思います。
多くの場合、そこに直球を投げて来るのは当たり前で、僕がお仕事させてもらっているADの方々の場合は
それを超えてデザインが組まれることが普通で、林家三平風に「どうぼ、すいばせん・・」というしかありません。
ADの凄みを痛感いたします・・・。

入校まで時間がなかったりすると、一日でも早くアガリを見せようと
メールにコンタクトシート(写真のリスト)を添付します。

それは別に、どうだ!、と自慢したいわけではなくて、
少しでも長くイメージを共有していた方がいいような気がするからであります。
時間があるほどいい、とは思いませんが、ないよりもあった方がいいですよね。

その時にはこちらのイメージも伝えることが多いです。
かくかく、しかじか、こういう理由でこの写真を押したい、と。

それが使われるかどうかは、先方のイメージ次第ですが、
でも想いは伝えておいた方が良いと思います。
撮り手の気持ちとして。


チャオ!

 

 

618 「M散歩」(チィ散歩みたいだけど) 2月8日

今日は上海でお世話になったMさんと久しぶりに出会いました。
明治神宮、代々木、西新宿と話をしながらの散歩です。

一年前はまだ上海で出会っていて、Mさんが東京に来る話もなく、
でも現実にはこうしてお互いが簡単に会える環境にいる、というのは不思議ですね。

想像すらしなかった場所に自分がいる未来。
びっくりですね・・・。

例えば、ちょっとした勇気で未来は大きく変えられるのでしょう。
僕たちフリーランスにとって、それほど難しいことではありません。

ただ変えることが自分にとって正しいことなのか、どうか。
それはわからないですよね。

ただ岐路に立った時、自分がどこに向かうべきなのか。
心に手を当てて、深く考えることは必要だと思います。
もちろんその選択が正しいかどうかなんて、わかりません。
失敗だったということもあるでしょう。

ただ生きるということはそういう選択の連続だと思います。
その時に失うことを恐れず、自分の想い、正義を突き通せるのか。

失敗とか、成功とか、人が自分のことをどう見ているかとか、
そんなものは一切抜きにして、自分が良い、と思うものを最高だよ、と言いたいですよね。

ま、言いにくい世の中ではありますけど・・・(笑

ではまた。




 

617 「直球」 2月3日

朝、自宅でブツ撮りをして、ジムに向かいました。
ランニングマシーンで走っていると、ジムのスタッフがあわてて寄ってきます。
「体調が悪いんですか、大丈夫ですか」と。
ヘッドフォンを外しながら「なんで?」と訊くと「いつもとフォームが違う」と答えます。

感心いたしました。
普段より0.5キロ、遅かったのです・・・。
たかがコンマ5キロと思われるかもしれませんが、
腕を振る勢いもヒザの高さもずいぶんと変わるのでしょうね。

で、なんで遅かったかというと疲れていたからなのです・・・。
撮影やレタッチが続いていて、前日の夜も大阪から帰ってきたところでした。

でも粉モノとソース味を堪能しました。
うまかったなぁ。


遠方のロケは移動が大変ので、ストロボもモノブロック一灯しか持っていかないのですが、
自分の中で多灯が流行ってるので、今回は2灯です。

カメラ2台、レンズ4本、マンフロットのスタンド3本、デフューザーアーム、
三脚、カサ、デフューザー、延長コード、ストロボなどをひとつのバッグに詰め込みます。
もう絶望的な重さです・・・。

ホントにオレって、大阪に行くの・・と自問自答です。


ストロボはカメラ手持ちが出来るので、とても自由でハンドリングが良く、
今の気分にはとてもフィットしています。
ヌケが良く、発色もビビッドで気持ちよいです。

被写体にデフューザーの白を写し込ませる方が良い場合もあるし、
逆にそれが色を損ねる時もまたあります。
ちょっとしたことで、見た目の印象がガラリと変わるのですよね。

ストロボに限らず、光は面白いと再確認です。
そこに色や構図の組み合わせがあって、それらを瞬間的な衝動で切り撮るわけですよね。
というか、組み合わせがあり過ぎるので、逆に考えない方が潔く撮れるのかもしれません。

考えてもキリがないですよね。
直球で行きましょう。

ではまた。


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