前編のあとに後編が続きます。
どうぞ!



633 「アフリカ 前編」 5月2日

成田から香港は乗客もほとんどが日本人で、
穏やかな旅ムード。
いい感じです。

しかしながら深夜に着いた香港の南アフリカ、ヨハネスブルグ行きは客層がまったく違います・・・。
柄の悪いオジサンばかり・・・。
成田→香港便とは客質が違います。
対極ですね・・・。

穏やかな旅ムードはまったくありません。
飛行機は大男たちで、押すな押すなの大盛況です。

僕たちなんてほとんど、サバンナに放り出された
飼い犬チワワみたいなもんです・・・。


おじさん、なんで機内でヘルメットを被っているのですか・・・。
それも2枚・・・。

機内は香港から南アに向かう労働者で溢れていました。
ほとんどの人が初めて飛行機に乗るらしく、いちいちうるさいのです。
眼下に陸が見えたら窓にしがみついて「うおー」と大はしゃぎ・・・。
メシが出たらまた「うおー」とはしゃぎ回って、巨大なスッチーにピシャリとシメられるのでした・・・。


気が遠くなるような長い時間をかけて、ザンビア、リビングストン空港に到着です。
南アはいわゆる普通の空港でしたが、ここはアフリカらしいですね。

飛行機のタラップを降りて、ダラダラと空港を歩きます。


建物側から見るとこんな感じです。


ほとんど公園ですよね。
ダラダラダラダラー♪


で、ここが国際線到着口。
トロッコ列車の駅みたいです。
トロッコが俺を呼んでいるぜ・・とオジサン。


ホテルにチェックインし、さっそく目的のビクトリアフォールズへ。
ゴムびきのコートを着て、滝に向かいます。
ペンギンみたいですね・・・。


男カワダ。
Mさん提供。

瀑水です・・・。
もうデカすぎてスケールがよくわかりません・・・。

初めは必死で濡れないようにしていましたが、
洪水と台風がくっついたような激しさに、男カワダあえなく撃沈・・・。

機材はなんとか死守したものの、トランクスまで濡れました。
ズボンは足に張り付き、靴は完璧に浸水。
まだ初日なのにどうすんの・・・。


朝起きて窓を開けるとインパラが・・。
ホテルの回りにウジョウジョいます。
もちろん野生です。


とても毛並みが良くてツヤツヤしてるのですよね。
ある日、煮込みを食べていたら、それがインパラだとわかり、
まるで奈良公園のシカを食べたような、なんとも複雑な気持ちになりました・・・。
まあ、うまかったんですけど、結局のところ・・・。


で、翌朝、マイクロライトというエンジン付きハンググライダーで空撮。
なんと10年間で事故はたったの1件という安全さ!

1件、あるんじゃん・・・。


誓約書にサインをさせられ、みんなに別れを告げて、いざ。


最悪の強風の中、爆音を上げて、離陸!


風に煽られ、機体が強烈に揺れまくり・・・。
オッカサーン!


ほとんど洗濯機の中に入っているような、シャッフルぐあいです。
暴力的な風に翻弄されながら、飛び続けます。

撮影のためにはヘルメットのシールドを上げなくてはいけませんが、
強風で眼球がメリ込まんばかりです。

ファインダーを覗いている目も涙でにじんで、
ほとんど構図が分からない状態でシャッターを切り続けます・・・。
ツラ過ぎ・・・。


しかしながら30分のフライトは長いですね・・・。
滑走路間際で突然の急降下!
あー激突かー!

編集Mさん、死んだと思ったそうです・・・。
オジサン、余裕だな・・。


帰ったよー、オッカサーン!

僕は高い所は嫌いではありませんが、これほどコワい、と思った経験もないです・・・。
たぶん風がなければ、快適なのでしょうねー。

「今日はかなりウインディだった・・」と青ざめた顔のパイロットを見て、
ちょっとヒザが震えました・・・。


しかしながら、男カワダマサヒロに躊躇するような時間はありません。
すぐさま今度はヘリです。

走りながらフライトジャケットを脱ぎ捨てるとヘリに飛び込みます!
ヘリも何度か乗ったことがあって、結構コワい乗り物というイメージがありましたが、
マイクロライトに乗った後では、まるでロールスの如く安定感、そして静けさ・・・。

でも滝の写真はマイクロライトの方が凄みがあるのですよね。
もちろん窓がなくヌケが良い、ということもあるのですが、
なんでしょう、やはり気合いなのでしょうか・・・。


ザンビアにあるロイヤル リビングストン ホテルです。
5つ星で相変わらず自分では泊まれません・・・。

このオジサンはドアマンだったり、レストランのホールにいたり、
役割がよくわかりません・・・。
たぶんマスコット?

オジサンって偉い人?って聞いたら、うん、偉いって言っていました・・・。


お控えなすって・・・。
まあ、そんなことはさておき、ウソみたいに空が青いですね。

空気は乾燥していて、日本ほど気温も湿度も高くなく、
過ごしやすいという話です。
灼熱、なんていうのはイメージなのでしょうね。


翌朝、タクシーでザンビアを出国、ジンバブエへ。
国が違うので現地ではまた別のタクシーが・・・。

今度はジンバブエ側から滝を撮影します。
ジャングルですね、ほとんど。


落ちた滝の水量が多いものだから、底にある空気の行き場がなく、
押し出されて水滴とともに上昇します。

一見、雲のようですが巨大な水滴とともに落下してきます。


ジンバブエ側では物静かなガイドが連れ立って、滝を案内してくれます。
陽気でアトラクション的なザンビア側と比べると、こちらの滝はシックです。

人工的なものがほとんどないので、原始の滝の姿を見ているようですね。


見たら分かるように、ゾウに注意という看板です。
こんなの跳ねたら、こっちが死んじゃいます。
野良ゾウがウヨウヨしていますからね・・・。


たぶんドアマンです・・・。
こっちのドアマンは派手ですねー。
アタマに付けてるのは羽ですか・・。

ちょっとやり過ぎじゃないですか・・・。
まあ、そんなこと気にすんなよ、ブラザー、楽しくいこうぜ、
と、どこまでも陽気です、たぶん。


アフリカでは人が道を歩いているのですよねー。
そんな人たちを車で追い抜いても、その先に何かがあるわけでもなく・・・。
いったいどれだけ歩くつもりでいるのか・・・なんて思っていたら、結局自分たちも歩くハメに・・・。

国境をイミグレーションまで歩き続けます。
まあ、結局、誰も急いでいないということですね・・・。
のんびりと行きましょう。


野良キリンを発見です!
こんなのもホテルの敷地内にいるのです・・・。

自分の部屋を出て、こんなのいたらびっくりしますよね。
朝食のバイキングを狙い挑戦し続けるヒヒなんかもたくさんいるのです・・・。
クロワッサンを握りしめて逃走するヒヒをよく見かけました・・。


アフタヌーンティーですね。
昼ご飯を食べるタイミングを失い、しかしながら夜まではとても待てない・・。

で、紅茶とデザートです。
食べ放題。
しかしながらこれがまた甘くて食べられないのでした・・・。
なぜそんなに甘いのだー。


今日はこのホテルを離れ、ボツワナのチョベ国立公園に向かいます。
出発しようとするとどこからともなく歌が・・・。


何故かレッドカーペットが。
GMまでもが迎えに出てきている。
はて、これは・・・。


すると四輪駆動車の集団が突然ホテルに!
これは何だ!
武装集団の襲撃か!


機関銃を持った迷彩服の男たちが立ちはだかる!
一体なんだ!


そんでもって出てきたのは、ザンビア大統領!
おおー日本の総理も見たことないのに・・・。

そんでもってカメラを構えて近づく僕たちを見た護衛は、目をキラリ。
怒られるのか、と思いましたが「もっともっと近くに来い、撮れ撮れ」と手招き。
ひょっとして、警備の意識というものが、ぜんぜんないのでは・・・。

まったくもって平和な国です・・・。

後編に続く。




634 「アフリカ 後編」 5月3日

ザンビアを出国し、これから船でボツワナのチョベ国立公園に向かいます。
サファリですね。


車ごとこの船に乗り、ザンビアに向かうのか、
パリダカールラリーみたいだ・・・と思っていたところ・・・。


船がやってきて・・・


着岸しました・・・はて・・・。


突然車から僕たちのスーツケースが降ろされ!
奪い取られる!


と思ったら、僕たちも捕らえられて、
船に連れ込まれる!
とさらに思ったらブルジョアリーなチャーター便でした・・・。


出国でーす。


サイコー!

M女史とカワダ。
コーディネーターKさん撮影。


ボツワナが近づいてきました。


入国です・・・。

つまり国際到着口ですね。
かなりインターナショナルな香りが漂っています・・・。


僕たちを待ち受けていたのはサファリカー!


ニッサンです。
こんなの作ってんだー。
やるー!


サイコー!
風つよすぎー!
呼吸できないー!
イヤッホー!


で、着いたのがチョベサファリロッジ。
左にいるのはイボイノシシ・・。

 こんなの→ 

ホテルの中で。
僕たちは向こう側に、真ん中のオジサンはこっちに来たかったのだが、
緑色の毒ヘビらしきものに行く手を遮られます。

通りたい人がどんどん溜まって来て、押すな押すなで大騒ぎです。
恐るべしヘビ渋滞・・・。


ゲームクルーズです。
船から野生動物の観察です。

ほとんどが南アやヨーロッパから来た白人たちですで、
旅全体で思い返しても、アジア人はほぼ見かけないです。

やはりアフリカってヨーロッパの保養地なんですよね。
日本からは遠すぎて馴染みが薄い場所ですが、
映画なんかの舞台はアフリカが多いです。


おおーっ!
カバトットです。
なんだか正面を向いていますね・・・。

かならずカバトットを撮って来い、という編集長の至上命令がありましたので、
それをおさえられて、ホッとひと安心。


明朝、夜明け前からゲームドライブに。
同乗の外国人たちが、ニットキャップなどで防寒しているのを、不思議に思っていましたが、
車が走り出してその理由が分かりました。
おそろしく寒い・・・。

昼は30度くらいになりますが、
朝晩の寒さは日本の冬並みです。

ペラペラのウインドブレーカーはあるものの、吹きさらしのオープンカーでは
あまり役に立っておりませんでした。

地獄のような寒さです・・・。


コーヒーブレイクです。
日が昇ってようやくカラダが温まり始めました。
助かった・・・。

ラジエターの前にテーブルが付くなんて、
外国風でカッコいいっすね。


夢中になって鳥を撮影し続ける外国人たち。
鳥マニアのようです。

iPhoneの待ち受け画面になっている鳥の写真も見せてくれました。
その鳥の鳴き声も聴かせてくれました・・・。


が、このサファリで動物を入れた見開き写真を撮る予定でした。
だが全然大型の動物がいない・・・。
ゾウもキリンもどこに行ってしまったのか。
いくら気合いを入れても悲しいながら、いないものは撮れません・・・。

しかし午後早めにはジンバブエに向けて出国せねば、
明るいうちにホテルに到着できません。

外務省のHPでは「渡航の是非を検討してください」となっているジンバブエ。
夜の移動はかなり危険です。
コーディネーター氏も早々の出国を勧めます。

迎えのバスがやってきて、運転手が僕たちのスーツケースを車に運びます。
それでも悩む編集M女史・・・。
これを逃すと出国するための手段が絶たれます。

がM女史、このバスには乗りませんと決断!
もう一度サファリに行きます!と言い切ります。
おお、男前!
そうこなくっちゃ!

それが決まるとコーディネーター氏、ホテルを飛び出し、
繋がりの深い現地のスタッフにサファリカー、出国、入国のバスの手配願い。
ないと言われてたサファリカーをゲットしてきました。


こんな車。
今度はレンジローバーの貸し切りです。
シックですね。
でも乗り心地はニッサンです、やはり・・・。

分かりにくいですが、地図を見ながらどこに向かうかを決める
M女史とコーディネーター氏。
本気です・・・。

マジで動物を探すハンターのようです。
迎えのバスを見送っただけに気合いが違います。
絶対に撮る、と。


みんな歓声を上げました。
もう一度サファリにかけて良かったと・・。

男カワダ、激写です!
やったー見開きが撮れたぞー!


すると別のサファリかーの横で
ゾウに不穏な空気が・・。


おおーケンカだ!
逃げろー!

パオーン!と吠えます!
おお、パオーンなんて初めて聞いたかも!

ホントにパオーンっていうんだ。


脱出成功!
危ない危ない・・。


あれはもしや・・・。


しかしデカイ・・・。
首ながー。

日記は基本、コンパクトデジカメで撮っているので、
メチャメチャ動物が近いのです・・・。


なんだか正面なんですけど・・・。
めちゃめちゃ見てるんですけど・・・。


政情不安定からか、通信事情が悪いのか、
固定電話を含めたすべての通信がダウン。

しかしながらここチョベ国立公園ではかろうじてアンテナが立つのです。
今だ!
iモードでメールをダウンロード!

キリンを見ながらメール。
すごい時代です・・・。


出国のバスが来るまでに、余ったボツワナの通貨を使い果たすことに。
地元のスーパーにやってきました。

(ほぼ撮影を終え、満足げな筆者。水を4本抱え、レジにオトコ並び)


ニューヨークからビッグバンドが・・・というのはウソで
チョベの選挙ポスターのようです。

小さな写真の人はほとんど見分けがつきません・・・。



この後、乗り込んだサファリカーは猛烈にぶっ飛ばし、無事にボツワナを出国。

ジンバブエ側に待機していたマイクロバスは僕たちを乗せると
ホテルに向けてガンガン車を走らせます。

そしてなんと日が落ちる直前にホテルにチェックイン。
ああ、間に合った・・・。


ちなみにジンバブエの通貨です。
たぶん100兆ジンバブエドル・・・?
合ってますよね。

ホンモノの通貨ですが超インフレで1米ドルで土産に買えます。
国家が破綻しているのですよね。

それでもツーリストの受け入れは外貨を得るチャンスなので、
このような旅が成立するようです。

なんとも難しいです。


翌朝、朝食を取った帰り。
泊まったホテル。
部屋に戻って帰国のパッキングです。


野生の動物は危険です。
エサを与えたり、遊んだり、近づいたりしないでね、と。

遊ぶなんて言うとなんだか、手を取り合って
踊ったり回ったりというイメージなのは僕だけですか・・・。


そしてジンバブエから空港のあるザンビアへ。
この壊れた椅子を超えるとジンバブエ出国です。

ありがとう!
ジンバブエの人は最高です。


空港ではコンピュータがダウンし、チェックインができません。
南アで一度出国し、荷物を取れと言う係員。
しかしながら乗り換えは1時間少々しかないので、不可能です。

コーディネーター氏、強引に交渉し、手書きのタグをスーツケースに取り付けます。
「どこまでいくんだ」と係員。
「成田」
「成田ってどこだ?」と顔を見合わせる・・。
で、成田のコード、NRTと手書き。

南アはロストバゲージ率30%。
3本飛行機を乗り継いだ成田まで、三脚などを入れたスーツケースが着くとはとても思えず、
到着の翌日の撮影はスペアを使うか・・と初めから諦め気分・・・。

気が遠くなるような移動で成田に到着。
一週間は戻ってこないだろうと思っていた荷物が、あっさり出て来てびっくり。

荷物にはファーストやビジネス用のプライオリティのタグが。
おかげで早く出て来たんですね。

アフリカ、楽しかったです。
お疲れさまでした。

 



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