655 「遅刻」 8月25日

よく車を停めている北青山の駐車場が、突然無くなっていました・・(焦
そのエリアにはそこしか停められないので、満車だったらどうしよう、
なんて思っていましたが、まさか無くなっているとは・・・。

しょうがないので一通を抜けてもう一度、国道246号に合流、
4回目の右折信号でようやく元の場所に戻って来れました(ほっ)

結局離れたところに駐車場を見つけ、
なんとか時間にも間に合いましたー。


時間帯にもよりますが、待ち合わせ時間のだいたい
1時間から1時間半前には家を出ますでしょうか。

まあそんなにもかかることもないのですが、
1年に1度くらい、何らかの原因で悪夢のような渋滞があります。

昨年は3キロ先の渋谷まで1時間15分かかりましたから、歩く方が早いです。
たぶん牛乳積んだロバの方が早いんじゃないでしょうか・・・。


先日は家を出た瞬間から絶望的に混んでいて、
三宿の多重事故で国道246号が通行止め。

なんと大動脈、国道246号の車を、我が茶沢通りに迂回させるという荒技に。
茶沢通りって商店街ですよ・・知ってるとは思いますけど・・・。

そんなわけで泣きながらスタッフに電話・・・。
間に合わへんかも知れん・・・(涙

が、男カワダマサヒロ、チョー地元です。
抜け道は好きではありませんが、そんなことを言ってる場合ではありません。

迷路のような細い住宅街を通り抜け、
事故現場、三宿のひとつ先の交差点、大橋で246に合流!
おおっ、やったーガラガラじゃん!

というわけで、約束の時間に間にあったのでした。
ふぅ・・・。


早く着いても不便なだけで特にやることもないのですが、
遅れそうでイライラ運転するよりかはマシか、と思っています。


関西時代ですが、これまで最高に遅れたのは、たしか4時間・・・。
連休で高速が50キロくらいの渋滞だったんですよね。

取材先も1時間の遅れなら怒ったでしょうが、
4時間はさすがに笑っていました・・・よく来たと・・・。

ではまた。




 

 

 

 

654 「知っていることと出来ること」 8月21日

また長い間、書いていませんでした。
すいません・・・。

職業柄、写真はよく見ます・・というか、
観察するという方が正しいかもしれません。

構図もありますが、どちらかと言うとライティングの方が関心あります。
構図は見れば分かるだけに、理解できないということはないと思いますが、
ライティングは見えない分、想像できますものね・・・。

昔だったら、まったく分からなかった誰かのライティングが
写真を見れば、だいたい想像がつきます。

料理人がひとくち食べて、誰かの料理の味付けを語れるように・・
それはたとえば素材だったり、スパイスだったりするわけですが、
カメラマンも写真を見れば、だいたいどのような種類の光を
どこから当てているか・・ということは、分かるようになります・・たぶん。

光はカサなのか、バンクなのか、バウンスなのか、
レフ板も白なのか、銀なのか、もしくは部分的に合成してる、とか・・・。
特別なことではなく、プロというのはそういうものですよね。


じゃあ、誰かのマネをすれば同じように撮れるのか・・というと
そうは上手くいかない、というか、そんな余裕がないというか。

カメラマンにも得意分野っていうものがあります。
たとえばイタリアンも中華も日本料理もできて、
タコスのシェルもハンバーガーのバンズも自分で焼くし、
来週、環七にラーメン屋をオープンします・・・なんて料理人がいないように、
ファッションと鉄道写真を得意にしています・・というカメラマンも
たぶんいないような気がします・・・知っているかぎりは・・・。

僕の年齢になると、知らない誰かが立ち会うこともあったりしますから、
ライティングなんかで悩んでいると、おい、大丈夫か・・的空気が流れたりします・・・。

あるレベル以上の写真が撮れるのは当たり前、という前提で撮影はあるわけですから、
回りのスタッフを必要以上に不安がらせるのもどうかと思いますし、
そういう現場は撮っている方も辛くなりますよね。

光も構図も迷うことなく、一気に深いところまで入って行ける。
すべきことは最終的な微調整くらい。
得意分野というのはそういうものだと思います。


なんだかダラダラと書いてしまいましたが、何が言いたかったかというと
「知っていることと、出来ることは違う」ということです。

イチロー選手本人に打ち方、もしくはその心構えを何百時間聞いたところで、
彼のようにヒットが打てないのと同じように、
実際、何かをトライすることで、出来なかった部分に気がつくこともあります。
あーオレってこんなことを知らなかったんだー・・・と。

ずっと出来なかったことが出来るようになるって、
面白いんですよね。

ではまた。






 

 

653 「壁紙とレンズペン」 8月13日

O島さんのHPのトップページの写真があまりに良かったので、
コッソリとパクらせていただきました。

ホントは横位置なんですけど、無理やりタテに・・・。
すんません・・・。

でもなんだか良いことが起こりそうな写真ですよねー。
すがすがしくて気持ちがいいです。

今ならいくらでもパクり放題です。
みなさん、どんどんパクりましょう!

話はメチャ変わりますが、レンズの汚れって厄介ですよね。
今まではクロスでゴシゴシこすっていましたが、先日思い切り指紋をつけてしまい、
これは専用のクリーナーでなければどうしようもないほど、油膜が・・・。

ホントは液体にクリーニングクロス、という組み合わせを買う予定でしたが、
店員はレンズペンという胡散臭いものを勧めます。

「化学の力で・・・」と書かれてありますが、
そんなもんで油膜が取れたら苦労せんのじゃ、と思っていたところ、
これがビックリするほどよく取れる・・・。

今までの苦労はなんだったのぉ・・と思わず東北訛りで動揺です・・・。

すべてのレンズがピカピカになって、
いやあ、気持ちがいいですね。

なんでもっと早く気がつかなかったんだろう・・・と思うことが、
まだまだたくさんあるんでしょうね。

ではまた。

 

 

652 「播州 そろばん」 8月11日

友人のデザイナーである鹿野さんが本を出しました。
兵庫の小野市はそろばんが地場産業で、鹿野さんのお父さんは
そろばんの卸問屋を経営、私設博物館を作ったり、産業の発展に貢献された方です。

お父さんはそろばんの本を出版したいと、取材執筆をされていましたが、
完成の前に亡くなられました。
その意志を継いで鹿野さんが編集、まとめあげたものです、

その表紙と裏表紙を僕が携わらせていただきました。
トラディッショナルな素材ですから、とにかく野暮ったくならないよう心掛けました。

撮影に使ったのは、
十数万とか数十万円もするそろばんで,
肌触りや油圧のように滑らかに動く珠の感触は、工芸品の域です。
ホンモノはこんななんだなぁ、と感心した男カワダマサヒロなのでした・・・。

が、しかーしそこは男カワダマサヒロ、プロカメラマンであります。
そろばんが持つ美しさと、道具としての力強さ。
その両方が伝われば、と写真を撮ったのでした。




本を読むかぎり、これよりも詳しいものはないかと思われます。
ここまで分かりやすく、深いところまで掘り下げたものはおそらくないでしょう。

そろばんの歴史が明治の文明開化、昭和の戦後復興などと
シンクロしているのも興味深いところ。

「そろばん VS 電卓」というコラムも面白く、
が、そろばん衰退は電卓の登場によってではなく、
消費税の導入によるものであった、らしい。

フィルムとデジタルの関係に似ていますね。


仕事柄、いろんな本を見る機会が多いのですが、
どうやっても採算が取れないような本を見かけることがあります。

記事や写真のクオリティの高さに感心し、
ものすごいお金をかけてんなーと驚いたり。
そんな本の存在が僕にはずっと不思議でした。

正直言うとこの本もまたそれと同じ香りがします。
おそらく爆発的に売れるものではないでしょう(すいません、鹿野さん・・・)

でもやると決めた以上は、妥協せず、徹底してやるのだ、という
気迫のようなものが伝わってきます。

興味があるないは別にしても、本作りに携わっている人なら、
この本の出来映えに感心されると思います。
「こりゃすごい・・」と笑えるくらい良くできています。

おそらく商売でこの本を作るのは無理だと思います。
いいものが作りたいという純粋な想いで出来た、そんな本です。

アマゾンでも買えますので、興味がある方はぜひ読んでほしいです。

ではまた。





 

 

 

651 「ハートカフェ」 8月5日

先日、千葉のある駅に行ってきました。
僕が撮った写真が店で使われています。



写真は上野にあるアートコーヒー。
札幌から福岡まで店舗は日本中にあります。

が、昔ながらの店構え・・・。
正直、オサレとは言いがたく・・・。



で、ちょっぴりオサレにしてみました。
名前も変えました。
ハートカフェでーす。



メニュー以外にもこんな看板も撮影したり。



店内もなかなかカッコいいです。
店舗デザイナーや、いろんな人たちが関わっているのでしょうね。
ゆったりしていて、居心地も悪くありません。

日本にまだ1店舗しかない、いわゆるアンテナショップですが、
テイクアウトのパッケージデザインなど、完成度は高いです。

近いうちに都内でも、見ることができそうな感じですね。

ではまた。

 

 

 

 

650 「日本のアジア化」 8月3日

サボっていました。
すいません・・・。


停電して電車が数時間止まったトラブルがありました。
国交省がその電鉄に警告文書を出し、事故の報告を求めた・・と
いうニュースを翌日、見たのでした。

その迅速な仕事ぶりと、少し過剰とも思える反応は、
ちょっと神経質な感じすらするのは僕だけでしょうか。

万が一、そんな目に遭って、おまけに機材なんてあったら、ゾッとします。
そんなものを抱えて線路の上を何キロも歩けませんからね・・・。
ただ事故は大変なことですが、そんな故障は普通だと思うんですけど・・。


外国の交通機関と比べれば、日本はなんて親切な国なんだろう・・と感心します。
でも外国の不親切さがほんとは世界標準なんでしょうね。

 何十キロもの荷物を抱えてるのに、あるのは階段だけ。 
 どこから、どこ行きの列車が出てるかなんて、案内なし。
 時間もメチャクチャ。
 困った人を助けようとするホスピタリティが駅員にはなかったり。
 パスポートを投げて返す、入管の職員。
 すんごいイジワルなグランドホステスや、
 水をぶっかけておいて、知らぬ顔のフライトアテンダント、
 機内搭乗の通路で渋滞中、ファーストクラスのイスで足を組み、
 のけぞって休憩しているパイロットたち・・・。

日本なら間違いなくクビですね・・・。
でもそんなこと特に珍しいことでもありません。

外国で納得できないことがあれば、主張すればいいのです。
おかしいんじゃないか・・と。
そして歩み寄ればいいんです。

でも日本人は違います。
ガマンし続けて、最後にキレるのです。
高倉健、網走番外地ばりのガマンぶりです。
でも最後に切り捨てる・・・。

というのは冗談ですが、でも最近は主張し過ぎですよね。
ほとんどクレーマーですよ。


相手の落ち度に対して、どこまでも追求してもいい権利があるかの如く、声高に責め立てる。
悪いことをしたんだから当然だ、と。
マスコミも同じように叩きます。
陰湿なイジメですよね。

確かに悪いことをしたんだから、怒られてもしょうがないです。
でもヒステリックなんですよね。
改善を求めて叱るのではなく、文句言わないと損だ・・みたいに。

昔の大人はこんな感じじゃなかった気がします。
もっとカラっとしていました。
まるで日本全体がアジア化しているようです。

いろんな人が中国を下品だと言ったりしますが、
正直、差がなくなってきてるのではないでしょうか。
上海も渋谷も同じですよ。
場所によっては上海の方が上品なくらいです。



日本人が持っていたかけがえのないものを、失いつつある気がします。
それも、ものすごいスピードで。
日本人は世界に誇れる優れた民族、というのはすでに幻想です。

人に対して思い遣る気持ちよりも、自分のことが大切だと思い始めた時、
この「優れた民族神話」は崩壊し始めたのだろうと考えています。




それでも街で人の思いやりを見たとき、
ちょっぴり温かい気持ちになったりするんですけどね。


ではまた。

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