695 「男カワダ、写真集を貰う!」 2月27日

先日、ご紹介した長倉洋海さんの本を
なんと、いただけることになりました。



無事に届きました。
ありがとうございます!



しかしながら何度見ても、ものすごい迫力ですね。
この状況でよくシャッターが切れたもんだ、と笑ってしまいます。
何かあったらすぐに撃ちそうな視線ですものね。


賭けビリヤードで生計を立てる、14歳のカルロスという写真があり、
その表情の険しさは筆舌しがたいものです。

たぶん日本人の14歳がどう頑張っても、こんな表情にはならないと思います。
自分のキューさばきに生活がかかっている、そんな背景があるからこそでしょう。
写真を見ていると飢えたオオカミを連想してしまいます。

どの写真もすごくて、ああ、頑張らなきゃな、と思います。



話はものすごく変わりますが、大阪時代にとてもお世話になっていた
OSカメラの店長から連絡があり、良いキャノン1DS3が出たんですけど、要りませんかと・・・。

僕はもう持っているので、さすがに買えませんが、
もし興味のある方はいろいろご相談に乗っていただけるはずです・・たぶん・・(汗

直接、お店に行っていただいても良いですし、
僕にご連絡をいただいても大丈夫です。

ではまた!







 

694 「上海→東京」 2月22日

上海で何度も仕事をした中国人の友人、
そしてMさんたちと食事をしました。

中国の友人がくれたお土産は浅草の人形焼き。
逆ちゃうんかいな!と突っ込みましたが、
でも嬉しく、そして美味しくいただきます。

彼女は日本の広告会社、上海H堂で働いていて
来日は研修だそうです。

Mさんもそうですが、上海にいたみんなと
こうやって東京で会えるのが不思議です。

中国は相変わらず好景気に沸いていて
すべてがものすごいスピードで変わっているようです。


もちろんまだまだ粗雑なところはあると思いますが
どうせ中国なんて・・という日本人のオゴリを捨てないかぎり、
多くの分野でいつか追い抜かされる日が来ると思います。
冗談抜きで・・・。

前にも書きましたが、日本人が優れた民族というのは幻想です。
もちろん個人で優れた人はたくさんいると思います。

僕が危険だなと思うのは、日本人は自分たちが優れていると
あまりにも過信しすぎているところでしょうか。

たぶん、そんなオゴリが生まれたとき、
同時に何らかの崩壊は始まっているのだという気がします。

それは国や民族のレベルだけでなく、
個人の範疇でも言えることなのかもしれません。

いくら資質があり、環境が揃っていたとしても
結局のところ、道を切り開いていくのは個人です。
そこに民族の優劣はないと思います。

頑張った人が報われる、とは残念ながら言い切れませんが
頑張っていない人が何かを成し遂げる、ということもまたないでしょう。


機会があれば、また仕事で呼んでくれそうなので、
とりあえず楽しみにしています。

ではまた。













 

693 「ライトのテスト」 2月19日

今日はライティングのテストをしていました。

光質や当てる角度は時代によって変わります。
「いや、オレは一生ライティングのスタイルは変えないぜ」
という考え方もあるかもしれません。

まるっきり流行のライトをコピーする必要はないと思いますが、
でも本をパラパラとめくった時、自分の写真だけが古くさーく感じるのは
やはり悲しいことです・・・。

というわけで、とにかく試し、自分が良いと思ったものは取り込んでいきます。
単純に流行だけのものと、理由があって生まれたライティングとを分けて、
かつ、その中からこれは好きだな、というものだけ、自分なりに煮詰めていきます。

昔はそのテストのコンビネーションを覚えていましたが、
さすがに工程が増えてきて、写真を見ても前後のものと何が違うのか、
(はて、この3枚の写真は何が違うんじゃろか・・・)
分からなくなってきたので、しっかり書くようにしています。

カメラマンなら分かるメモ書きですが、
普通の人には暗号にしか見えないと思いまする・・・。

特に神経質にライティングをするタイプではないと思いますし、
実際、かなりざっくりとしたライティングで3灯くらいでも
メーターで確認ということはしません。

液晶モニタで見た直感を大切にしています。
えー感じか、どうか、ということですね。

で、これは素晴らしい!と思ったテクを次の現場で披露したりするのですが、
状況が変わると印象も変わるもので、あまりのダメさに愕然としたり。
泣きそうになりながら、いつものライティングに戻したりします。

もうホント、無駄な日々です。
大いなる無駄ですよね。

でもそうやって少しずつ何かが変わっていくのでしょうか。
気がつかないような蓄積で、いろんなことは成り立っているのかもしれませんね。

 

 

 

 

 


692 「冬季五輪」 2月13日


今日、長野五輪のジャンプ団体の映像をテレビで流していましたが、
これは何度見ても、こみ上げてくるものがありますね。

涙で視界が霞んで、あやうくランニングマシンから
放り出されるところでした・・・(焦



僕は2016年の東京オリンピックを熱望しておりました。
地元で開催される可能性なんて、ほぼないことですものね。

実現すればきっとものすごい盛り上がりだったと思います。
残念ながら落選してしまいましたが、
その理由のひとつに住民が望んでいないと・・・。

街頭インタビューでは、工事だらけでうっとおしいとか、
渋滞するので勘弁して欲しいとか・・・・。
ホントに醒めてんなーとガッカリしました。

確かに工事だらけになるでしょうし、渋滞もヒドいかもしれません。
でも何かしら代え難いものが得られるのでは、と思うのは僕だけでしょうか。

世界トップレベルのアスリートたちや、
それを見るためにやって来る世界中の人々。
そんな高揚感の中にしばらく浸っていたいものです。

いつか日本で見れたらいいのになぁ、と思います。


長野五輪 スキージャンプ団体

http://www.youtube.com/watch?v=vQn1qQUhXlo













691 「オレも仕分け・・・」 2月12日


東京も雪がちらつくかと思っていましたが、大丈夫なようですね。
ただ北関東の山間部は降っているようです。

先日、茨城県で撮影を終えたのが夜の8時。
外に出ると、ぼた雪が舞っていて、驚きました。

高速道路もワイパーなしでは前が見えない程、雪が降っていましたが、
路面も溶けた雪で濡れていて、まだ大丈夫かと・・・。

ですがそのうち冗談にならない、猛吹雪に。
路面も白くなってきて、雪が積もりつつあります・・・。

視界が悪すぎて、登りなんだか下りなんだかも分からない状態になって
ハイビームにしてもフォグを点けても、真っ白な雪を眩しく照らすだけ・・(焦
ハンドルを軽く左右に振っても、グリップ感がないので、かなり滑っていると思われます。

これはマジでヤバい、と高速を降りて下道を走る決意をしたものの、
ナビを見れば、そこは山の中・・・。

まだ高速の方がマシかと、最徐行で走ります。
3車線ありましたが、追い抜いて行くような車は1台もいません。

で、命からがら、東京まで帰ってきました。
はー。


世田谷通りはまだ交通量があり、轍が出来ていたので良かったものの
住宅街はほとんど新雪状態のまま。

おー!っと横滑りして民家に激突しそうになりました・・・。
茨城県から無事帰ってきたのに、自宅のそばで事故ったら笑えません。

その後、首都高も部分的に通行止めになり、
あと2時間出発が遅かったら、おそらく立ち往生していたか、
早々に諦めて霞ヶ浦のホテルにでも泊まっていたかもしれません・・・。

積雪がある場所で暮らしている方は、
ほんと大変だと思います。




話はものすごく変わりますが、
政府の「事業仕分け」はテレビで見ていても爽快でした。
話し合いというよりも、問答無用で叩き切る!みたいな感じでしたよね。

もっとやれやれー、と楽しく見ていましたが
なんと自分が関わっている仕事も、仕分けの対象になっていました・・・。

これも笑えないんだか、笑えるんだか・・・。
あはは。


もちろん無駄が良いとは思いませんが、
ある程度の潤いを残すようにしないと、
成立しない産業がたくさんあるんだろうという気がします。

無駄と投資の違いを見極めるということは、とても難しいことですが
決しておざなりにしてはいけない部分だと思います。

もちろんそれは個人にも当てはまるわけで、
自分の中からだけ生み出せるものは、それなりに限られているのではないでしょうか。

いろんなものを見たり、触ったり、感じたり、味わったり。

そんなものをたくさん取り込んで、
僕たちはそれらを違うカタチに置き換えられるのだ、と思います。

ではまた。

 

 

 

 

 

690 「コンプライアンス」 2月9日

「空飛ぶタイヤ」というDVDを見ました。
これは久しぶりに良い物語でした。

ある自動車メーカーのリコール隠しがテーマになっています。
財閥系巨大自動車メーカーと戦う零細運送会社の社長たち。

タイヤ脱落で人が亡くなりました。
整備不良という濡れ衣を着せられ、
1億円という示談金を、倒産間際にも関わらず拒絶し、
正義を貫き通すという物語です。

人は誰かに支えられることで頑張れるのだ、ということが
とても丁寧に描かれています。

DVD3本に渡る長い作品ですが、
おそらくぶっ通しで見てしまうと思います。

車というスポンサーの問題もあり、地上波では難しく、
有料放送のwowwowだから作れたようですね。


僕も仕事柄、多くのクライアントがいます。
今は平和に仕事できていますが、例えば倫理的に許されないことが起こった場合、
僕はどこまで発言できるだろう、と考えることがあります。

こういう場合はおおむね周りに波及してしまうので、
結果、多くの人に迷惑をかけることになります。

でも前向きな発言が出来なくなるとしたなら
その環境は間違ったものかもしれないし
性格的に自分が正しいと信じることを
相手に伝えてしまうだろう、と思います。


優れているとか劣っているとか、そんな話ではなくて
おそらくそれは価値観や生き方の話なのでしょう。

熱く生きたから得をした、ということもないでしょうし、
逆に何も言わなかったからこそ、得をした、ということはあるかもしれません。

上手くいかないものですね。
やれやれ。

差し当たっては問題なくやれていますので、ご心配なく。
チャオ。

 

 

 

 

 

 

689 「浅草」 2月7日

友人たちと合羽橋でモンジャ焼きを食べました。
モンジャもいろいろ行きましたが、ここは本当に美味しいと思います。

その後、浅草寺を抜けて吾妻橋へ。
細長い建設中のビルがスカイツリーです。
まだ3分の1くらいの高さらしいですが、
今でも十分に迫力があります。

金色の変なのは通称◯◯◯ビル。
でも有名なデザイナーの作品なんですよね。

初めて見た時はドギモを抜かれました・・・。
カタチはどうあれ、記憶に残るインパクトは大事ですね。

中心のゴールドっぽい建物がアサヒビールの本社です。
ガラス張りの金色の部分はビール、上部のボコボコしたのは泡をイメージしています。

いやーすごい。
もう忘れることができません・・・。

ではまた。

 

 





688 「フォトジャーナリストの仕事」 2月5日


ふと手にした、長倉洋海さんの本。
「地を駆ける」という写真集でした。

フォトジャーナリストとして、30年間に渡って世界中を撮った写真。
力強く、美しくて、時に生々しく、そしてチャーミング。

人の温かみを捉えているものもあれば、
表情の中に潜む怜悧さを感じさせるものもあったり。
その写真は圧巻です。

すべてホンモノという説得力もありますが、
命賭けの緊張感が伝わってきて、手から汗が出てきます・・・。

最後の発行所を見れば、平凡社と書かれてあります。
編集者の名もあり、いつも一緒に仕事をしている人たちなので驚きました。

もう僕の写真なんて霞んで見えてしまいます・・・。
東京はこういうことがよくあるので、謙虚にならざるを得ませんよね。

もちろん写真家とカメラマンという、まったく立ち位置は違いますけれど、
当たり前のことながら、納得してもらえるだけの説得力というか、
想いの強さというか、責任のようなものがプロカメラマンにも必要なんだろう、と思います。



ただひとつ、とても驚いたのは僭越ながら、
僕も近いジャンルの写真を撮っているかも、ということでした。

例えば僕が昨年、イスタンブールで撮影したものを、長倉さんの写真集に混ぜても
それほど納まりが悪くはならないのでは、と思いました。

もちろん写真の出来映えには、かなりの差があるかもしれません。
なんだ、この数枚だけ弱いな、なんて言う人もいるでしょう。

ただ身の程をわきまえず言わせて頂ければ、伝えようとしている何かは、
それほどズレてはいないのかも・・・という感じがしました。

僕は広告、雑誌のカメラマンですから、
フォトジャーナリズムは多くの場合、対極にあると思っていました。

でもそうではなくて、実は重なり合う部分がかなりあるんだ、ということを
恥ずかしながら、今頃になって分かった気がします。



カメラマンになる前にも従軍ものはたくさん読んでいましたが、
フォトジャーナリストの写真の強さを再確認しました。

個人的な感覚になるかもしれませんが、
僕はここから学べることがたくさんあると感じております。

東京に来て初めて作品を撮りたくなりました。

 

 

 

 

 

687 「体力」 2月1日


新宿は港町、と歌った森進一の言葉が最近になって理解できます、
上手いこと言ったもんだ、と感心します。

新宿は上野などと同様に、地方からの終着駅ですから、
迷いながら歩いている、明らかに東京の人ではなさそうな老人が多いです。

曲がった背中で、大きな荷物を抱えて、右往左往・・・。
行くゆく人に障害物のように避けられ、大変だろうなぁと思います。

「東京はコワか街じゃ、魔物が棲みよるばい・・・」ぐらい言いたくなりますよね。
魔物はいませんが、実際、魔物みたいな人なら、たくさんいます・・・。


この街で暮らすなら、いろんな意味でのタフさを身に付けた方がいいかもしれません。
もしくは腹が立ちそうな場所には、なるべく近づかないのもひとつの手です。
さらにもしくは、しっかりと体力をつけるのも良いかと思います。

僕もジムに通い始めて3年になり、芯から疲れた、ということが無くなった気がします。
もちろん一日撮影していれば、疲労は感じられますが、でも集中力が落ちることはありません。

これまでだったら、目が霞んできてピントが合わせづらく、
サプリメントを飲んだり、血糖値を上げるためにチョコレート食べてみたり・・・。

でもそれほど疲れていないので、当然のことながら、目がいつまでもハッキリと見えます。
元気なので、何かに腹を立てることもそれほどありません。

疲れ目解消のためには走れ!ということになります。
ものすごく短絡に結びつけてしまいますが・・・。
でもあながち、間違いではないのでしょうね。


外国を歩き回ったり、深い森に入って朝日を待ってみたり、
タフな撮影がこの先、まだまだありそうです。

大変な仕事ほど振り返ってみれば、良い思い出になることが多いです。
なんとなく過ごす時間も大切ですが、良い写真を撮るために動き、考え、集中することは、
僕にとって他のものには替えがたい、濃密な時間です。

そんな瞬間はこの先、何度もあるものではない、と思うんですよね。
それゆえ、とりあえず体力だけはと・・・。

写真の技術を上げる、ということはそれなりに難しいですが、
走れば、自動的に体力は付きますからね・・・。
頑張っていきましょう。

ではまた。



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