735 「クマガヤとコマザワ」 8月25日


先週のギフに引き続き、昨日は最高気温日本一の常連、クマガヤ取材・・・。
この日の最高気温、37度。
暑くて呼吸が苦しいっス。

なぜこんなに暑いところばかりなのか。
なぜよりによって、めちゃめちゃ暑い今年の夏に限って、
外のロケばかりなのか・・・。

男カワダ、漁師のようなオトコ日焼けです。
いや、ホント・・・。



今日は朝から近くにあるハウススタジオで撮影。
終日の撮影でしたが、いつもお世話になっているADのYさん始め、
気の合う人たちとの仕事なので、リラックスして臨めました。

気がつけばスタジオはものすごい人の数で、
タレント、マネージャー、クライアントとか
総勢20人近い人がいたようです。

始めは誰が何をする人か、把握できていましたが、
やはり途中から分からなくなりました。


でもふと思ったのが、スタイリストは見た目もファッションもスタイリストらしく、
ヘアメイクもまたヘアメイクらしい・・と言うことです。
なんだか記号のように。

タレントのマネージャーは議員秘書のようにキチンとしたスーツを着て、静かに撮影を見守っているし、
営業の女性はこの暑さの中でもジャケットを手放さず(スゴい)
ディレクターはラフを片手に、的確に撮影を押し進めていきます(これも大変・・)。

でもそうあることで、誰が何の役割でそこにいるのか、
とてもわかりやすかったのです。

そうか、じゃあ、僕もカメラマンらしくした方がいいのだな、と思いました。
カメラマンといえば、やはりベストでしょうか。

でも今時、ポケットに入れるものが無いのですよね。
フィルムもフィルターも要らないし。
何といってもダサイ・・・。

キャノンとプリントされたTシャツを着る。
今時、ダサ過ぎて売ってませんよね・・・。

アタマにバンダナを巻いてみる。
これは昔ですらダサかった・・・。


まあ、とりあえず普通にいきます。

ではまた。


 

 

 

 

 

734 「祝 当選!」 8月20日

先日、突然うさん臭いメールが舞い込みました。

「パンパカパーン!
 おめでとうございます!
 会員の中から貴方が見事、当選いたしました。

 勝手に送っておきますので、
 これからもご贔屓に。

 株式会社 貴方の契約しているサーバーの会社
 担当 海山サンデー」

みたいなメールです。
まったく意味が分からない・・・。



するとピンポーン、と佐川急便が・・・。



何だコレ。




光を当てて一発鑑定!
超当たる!「手相占い」

だそうです・・・。



プロジェクターになっています。
いくつかテーマがあり「奇跡の強運編」で
唯一、カリスマ線が合致しました!

が、何のカリスマかはさっぱり分かりません。
で、これを僕に送って来て、いったいどうしろと・・・(涙

世界は謎だらけですね・・・。


 

 

 

733  「ギフ」 8月19日


日本で1、2の暑さを誇るギフ取材です。

ギフの北部やナガノの西側は東京からのアクセスが悪く、
いつも何で行くか、悩みます・・・。

今回は新幹線で名古屋、そこから大垣まで東海道本線。
その後、ローカル線に1時間ほど乗って
やっと辿り着きました。

西側の山を登れば、琵琶湖の北部が見渡せるような場所です。



天然記念物の樹齢1500年の淡墨桜。
それに関わる樹木医や写真家の方たちの取材です。

ここではとても書けないような
驚きの話もたくさん聞きました。
ああ、そんなことがあるんだなぁ、と。

いやぁ、ホント。

ではまた。




 

 

732 「虫のお礼」 8月15日


車でブーンと走っていたら、
サイドミラーにワラのようなものが・・・。

そのうちに飛んでいくだろう・・と思っていましたが
一向に無くなる気配がありません。

あれ、何だか動いているんですけど・・・と
思ったら、カマキリでした。

逃がそうと思って指を近づけると、
カマを振り上げて、シャー!っと威嚇します。

もう一度やっても同じようにシャー!っと
「なんやおんどれー、ワシと戦うっちゅーんかい」と
気弱な僕を責め立てます。

しょうがないので、世田谷通りを泣きながら猛烈にかっ飛ばしたら、
アレー!っと吹き飛ばされていきました・・・。


昔は車内にバッタがいたことがありました。
高速道路に逃がすわけにもいかず、PAに車を止めて、
公園のようなところに放した記憶があります。

みんなどこからやって来るんでしょうね。



そのうち誰かお礼に来るかもしれません。
「あの時のバッタでございます。その節はどうも」

身長2mの緑色の虫・・・。
かなりコワいですね。
ほとんどバロムワンの妖怪です・・・。

お礼は結構でございます。


ではまた。






 

731 「マン・レイ」 8月14日


先日、国立新美術館で「マン・レイ」展を見てきました。

僕らからすると写真のイメージが強いですが、
生涯に渡って作り続けた作品の展覧会になっています。
たくさんの映像があったりして、十分に見応えがあるものでした。

見終えた後の気分はすっかりパリで、六本木の整然とした街並に
あれ、オレはどこにいるんだろう、と自分を見失いかけたほどです。

見せ方が上手いんでしょうね。


マン・レイスタジオの看板や、パスポート、印画紙を摘むピンセットなど、
複製できる写真と違って、それらのものは妙な生々しさがあります。

僕らからすると歴史上の人物というイメージですが
これまで無かったリアリティというか、人を感じさせるんでしょうね。


とにかく創造し続けた人生。
死ぬまで創作活動に明け暮れました。

その緩やかな工夫の過程が作品の中から感じることができます。
もしマン・レイが存在して、デジタルカメラを見たら、
気絶するほど喜ぶんじゃないか、と思います。

今でこそそれらの表現はクラシックですが、
当時は前衛なものでした。

アバンギャルドである、ということは
モノ作りをするものにとって、当たり前の姿勢だったのでしょう。



その過程の中で興味深かったのは(僕が言うのは僭越ながら)、
写真技術が少しずつ向上している、という点です。

初めは絵画を写真にしたような構図でしたが、
60歳を超えたあたりから、ナチュラルに、瞬間を捉えるようになっています。

乾いていないペンキのような、艶やかなプリントも魅力的。
ちなみに印刷ではそのトーンはまったく出ていなくて、
そこはやはりオリジナルの価値ですよね。







パリに行った時、モンパルナス墓地にある、
マン・レイのお墓を訪ねました。

どこにあるのか、さっぱりわからなくて、
散歩している人をつかまえては、場所を訊きました。

そしてやっと見つけたマン・レイのお墓。
ジュリエットの墓石が傍らに佇みます。

手が届 くようなところにマン・レイの亡骸があるという不思議。

パリは岡島さんに借りた、ローライフレックスで撮影。
せっかく探し当てたお墓でしたが、カメラには収めませんでした。
その方が良い気がしたからです。


光の男、マン・レイ。
その軌跡から学べることはたくさんあります。

戦争に翻弄され、大陸を渡り歩きましたが、
それでも創造することをやめませんでした。

もちろん現代もそうであるように、その時代なりの困難さはあると思います。
表現され尽くした、なんて言ってないで、まだまだ夢中になれることって、
たくさんあるのでは、という気はしています。

過去とか未来とか関係なくて、その時代に与えられたもので全力投球する。
僕の今の気持ちとしては、そちらの方がフィットしているかもしれません。

ではまた。








 

730 「選挙ポスター」 8月11日


以前、約束していた友人の
選挙用ポスターの撮影をこのお盆休みにします。

詳しいことは後々、お伝えしますが、
その撮影のテストシュートを2回ほどしました。


今回はかなりコダワって光を組むので、
バンク、カサ、ハニカムを使ったりして、
珍しくメーターで計ってみたり・・・。

メータの使い方なんてすっかり忘れてんじゃないか、と思っていましたが
いやはや、そこはプロカメラマン。
カラダが覚えています・・・。

で、それをレタッチ。
これでガラリと印象が変わります。


個人的な写真のイメージは「幕末の志士」で、
そんな清廉な力強さを出せればと思います。

もし事前に発表することに問題がなければ、
ここでお見せしたいんですが、確認してみることにします。

ではまた。








 

 

729 「時間の価値」 8月9日


ある仕事用に東京の風景をたくさん撮影しました。
おかげでかなりの日焼けです。
今年は暑いですよね。



用途から考えると「晴れ」の方が良さそう。
晴れである以上、空が青い順光じゃなくっちゃ、と
自分で自分の首を絞める・・・。

隣り合ったような場所なのに、一方は午前中、
もう一方は夕方に順光になったりして、
きれいに撮ろうと思うほど、それなりに手間がかかります。

でも結局のところ、丁寧な仕上がりのためには
そうやって作っていくしかないのだと思います。

誰だって面倒なことはきらいでしょう。
僕もド派手にカッコいいことがしたいです(どんなんだ・・・)。

もちろんそういった機会もあるかもしれませんが、
おおむね地味にコツコツと積み上げていく作業です。
楽して良いものが生まれることは・・・たぶん無いと思います。



僕も昔はそんなことを考えず、
適当に仕事をしていた時代がありました。

でもそうやってツマラナイ写真を
撮り続けている自分に少々、ウンザリとしていました。

こんなものが何年、何十年積み重なっても
何にもならないし、どこにも行き着かない、と。

相手が求めていようがいなかろうが、
できる限り最善を尽くす。
そう決めました。

そうすることによって、これまで浪費でしかなかった時間に
自分なりの意味というか、価値というか、そんなものが生まれる気がしました。

まあ、それでホッとしていたんでしょうね・・・。



今は特にそんな考え方はしていなくて、
プロなんだから良く撮るのは普通だと思っています。

時間が許すかぎり、丁寧に撮影していく。
それくらいで丁度いいものが仕上がってくるような気がします。




 

 

 

728  「20年」 8月3日


カメラマンになろう、と思ってから
はや20年が経ったことに気がつきました。


いざカメラマンになろうと決心したものの、
周りにそんな関係者がいるわけでもなく、
おまけにジャンルがあるだなんて全く知らないわけで、
そんなもんで良くなれたな、と我ながら感心します・・・。

おそらく「どうすればなれるだろう」とはあまり考えていなくて、
「自分が良いと思う写真を撮りたい」という単純で
趣味的な動機だったと思います、恥ずかしながら。


初めは機材を買う金なんかなくて、
辞めた制作会社に顔を出すフリをして、
こっそりいろんな機材を借りたものでした。

フリーになっても仕事なんかなくて、
毎日、笑っていいともを観ていた気がします。
あれはあれで気楽でしたが・・・。



あの頃の自分が20年、写真を撮り続けるとは考えてもいなかったし、
20年後のビジョンなんて、当然持ち合わせていませんでした。

漠然と考えていた未来。
写真を撮って生きていくという選択。
それがこうして今なお続いていることが、不思議に思えます。



20年やってわかったこともたくさんありますし、
暗闇の中を手探りするような事柄も未だあります。

カメラマンとひとくちに言っても、かなり広範囲に渡っていて、
すべてのことを深く理解するのは難しいと思います。

だからと言って気になる分野を諦めたりする必要はないですが、
ただ自分が与えられているものを特化して、追求する方がいい結果に繋がる気はします。
経験的に・・・。

まあ、それくらいひとつの分野が深い、ということですね。
自分が好きなことをやり続けた方が良いと思います。
いや、ほんと。


ではまた。


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