856 「レタッチとクマ」 10月24日


長い間書いていなかったですね。

終わりが見えないレタッチ作業ですが
もうとりあえず明日に・・・。





レタッチをしていていつも迷うのは
どこに導くのかというポイントです。

特に僕のような商業写真寄りカメラマンには
見る人に訴える何かしらをカタチにする必要があります。

その効果的な手法のひとつがレタッチで
使いようによっては新しい世界が切り開けるし、
それゆえ,この作業をおざなりにしてる人を見ると
ウーム、もったいない・・・といつも思います。




いかに人の記憶に残るか、ということが僕にとって最も大切なことで
写真らしく正確に再現しないと、なんてことは全く思っていません。


ディティールなんて意外と誰も気にしてなくて
人々はもっと直感で世界を眺めている。
僕はそう考えています。

そういう人たちに頭で考えた表現を見せても
あまり興味を持たれることはありません。

それゆえ僕もレタッチは感覚的に判断して
しかるべきポイントに落とし込んでいくようにしています。






「素直に感じてみる」

その行為はとてもシンプルなようでいて
でも実は結構見失いがちで、いつも反省しています。

歳をとるにしたがって
理屈で捉え、知識で語ろうとする。

それはもちろん人として必要なことですが
同時に知覚を少しずつ失っているような気がします。




でも子供のように手放しで興味が持てることって
まだまだたくさんあると思うんですよね。

時間を忘れて没頭できる。

そういうものに出逢えたらいいな、と
いつも考えています。











ザギンで撮影前に
カプチーノのむ。

クマを作ってくれた。


のんだら
目が伸びた。




 

 

 

855 「歳をとるということ」 10月8日


阿倍野。
左が泊まってたホテル。



京都で夜まで撮影。
その後、大阪入り。

阿倍野周辺はものすごい変わりよう。

高さ日本一のビルで上層には
マリオットホテルが入るそう。

ビルの上にあるホテルは最近多いですが
実はちょっと苦手です。

カッコ良くはあるけれど、
落ち着かないんですよね。

洗練はされていますが
ユルい部分がある方が好きです。












話は変わりますが大滝秀治さんが亡くなりました。
子供の頃、特捜最前線を欠かさず見ていたものです。

先日の地井武男さんに続き、味わいのある役者さんが
かなり高齢化しているのでしょう。

いい役者という印象しかなかった地井さんでしたが
「ちい散歩」を見て、その人柄にすっかりファンになりました。





昨年、日記にも書きましたが
「こころ旅」に出演している火野正平さん。

自転車ゆえ、上り坂をきらい、
いろいろボヤキ、若い女性にはすぐに声を掛け、
寄って来るおばさんには素っ気ない態度・・・。

軽薄であるのに、でもどこか憎めず、
これと言って愛想があるわけでもないが、
何気ない言葉が胸を打ちます。

いろんな経験の中から感じ得たことが
あの方の味わいになっているのかもしれません。





若さが美徳、という印象の日本ではありますが
人としての深みは時間や経験を重ねることでしか
得られないのだろうと思います。

もちろん、何か感じながら生きている
ということが前提になるんでしょうけど・・・。

そうありたいものです。




ではまた。




















854  「旅とストロボ」 10月3日




朝、ホテルのカーテンを開けると
目の前に塔が・・・。

名古屋のモード学園でした。
バベルの塔みたいですよね。



先日の大阪ロケ以降のレタッチに
まったく手をつけていなくて、
男カワダ、これで大丈夫なのかと
少々,不安になる。

催促がないことを祈ろう・・・。







バランタインの7回目がアップされました。

今回は店内を含め,すべての写真でストロボ使用。
メリハリが出ますし、ガツンと強い写真になるので
ここのところ、ハマっています。

ただ厄介なのが、延長コードを引きずりながら
ストロボをあっちこっちに移動することです。

カウンターの中にやっとこさ、ライトを仕込んで
ハアハア言いながら、カメラのファインダーを覗きに戻ったら
呆れるくらい真ん中に写ってるとか・・・。

つらくてキゼツしそうになります・・。



良かったらどうぞ・・・(涙

http://www.ballantines.ne.jp/hotelbar/





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