933 「車で大阪、神戸」 7月30日


先週末、仕事で関西へ。

今回は機材が多かったので
のんびり車で向かう。





関西までの道のりは
気が遠くなるほど長い。

これまでいろんな走り方を模索してきたのだ。
どうすれば楽に走れるだろうかと。




ゆっくり走るよりも飛ばした方が楽かも、
と思ったときもあったが,結局のところ
疲労は後から、ズッシリやってくる。

たぶん神経を張りつめて、
運転に集中しているせいだと思われる。





新東名→伊勢湾岸道→新名神がいちばん最短ルートで、
大阪までが50キロほど近くなった。

三重県まではだだっ広い3車線なので、渋滞もなく
クルーズコントロールで左車線をゆっくり走る。

両足のストレッチをしたり、歌を歌ったり、
プロゴルファー青木功のモノマネをしたり・・・。

追い抜かれてもイライラせず
人間の魂を捨て去る。

オレはカピバラ・・。
オレはカピバラ・・。
と自己暗示をかけるのだ。




すると意外と早く着いた気になるから不思議だ。
カピバラってすごいんだな、と思う。



撮影当日に関西入りするのもコワいので前日入りする。

2時間ほどの撮影に3日もかけていいのだろうか・・・、
と思わないでもないが、まあ、そういうときもあるか、
ととりあえず開き直ってみる。






夕方、大阪に着き、移転したビーツギャラリーに
顔を出させていただいた。

どこに行ってもビーツはビーツらしくなるのが
なんとも不思議な感じ。



新しい場所は大阪の西側、海は見えないがそれほど遠くもなく
夏になれば南西風で潮の香りが運ばれて来そうなところ。

閉塞感もなく、とても気持ちのいい場所でした。


写真はO島さんがコーヒーミルをひいている図。
顔が切れていてすいません。

暗くて見えなかったんですよ・・・。




前日、撮影を終え、深夜にチェックイン。
名神高速の入口がある万博のホテルに泊まったのだ。

朝,カーテンを開けると清々しい風景が広がる。
日本庭園に太陽の塔が見えている。



子供の頃,この塔が不思議でならなかった。

見たいような,こわいような、
消化しきれないボンヤリとしたものが
いつも自分を不安にさせた感じを覚えている。



正義の味方なのか,悪なのか、さっぱりわからない。
上手いのか,下手なのか、それすらわからない。

ただそういうものを超越したパワーが
半世紀経った今も失われていないのはすごい。



今見ても「なぜだ」と思えることがたくさんある。




 

 

 

 

932 「ロンドン その2」 7月22日


ディレクターのNさんから写真を頂き、
せっかくなので追加です。

筆者がどれほど精力的にロンドンの街を巡ったか
これらを見れば一目瞭然なのではないでしょうか。



ロンドンバスの2階から市内を見下ろす筆者。



世界中の観光客が私の方を見て感嘆の声を上げるので
私の著書も世界的な名声を得たのか、と感無量になりながら手を振る。

彼らは後ろのモスクに驚きの声を上げている
なんてことは決してないのである。



ロンドン名物、フィッシュ&チップスを堪能する筆者。

ピザとペンネカルボナーラに見えるが
タラのフライとポテトである。

似ているが見間違えてはいけない。




7月の社会人としてはどうか・・・というほど日焼けをして見えるが
これはたぶん露出がちょっとアンダーなせいであろう。



アビィロードスタジオ前の横断歩道を
ビートルズよろしく渡る筆者。

やはりロンドンに来たなら
これをやらないわけにはいかない。




街外れにあるコマーシャルロードの
イスラム教徒が多く住むエリアなのでは、
と思われる方もいらっしゃるかもしれないが
それは100%、気のせいである。

正面のブティックには顔まで隠れる
ムスリム女性の服など売っていないし、
後ろの食堂の店先には肉の串焼き
ドネルケバブなど間違いなく回っていない。




これらの写真をみていただければ
私がいかにトラディッショナルな英国を
楽しんだか、皆様にも分かってもらえるはずだ。

さらば。




 

 

 

931 「初ロンドン」 7月19日


意外にも初ロンドンです。

海外でも大都市の場合は日本人カメラマンもたくさんいて
現地のスタッフが使われることが多いからでしょうか。

ただ今回の場合、洋酒メーカーの受賞シーンを撮影、
それをいろんな広告にするという仕事のため、
連れて行ってくれることになりました。




メーカーの方々、広告代理店、BSの映像スタッフなど、
何十人もの大所帯で、ほとんどが2泊4日。

受賞パーティーが終われば、すぐに帰る、という中、
我ら広告チームだけは1日休みを頂きました。

なので街へGO!。



もうすべての交差点が銀座4丁目です。
和光だらけなのです・・・。



押すな,押すな!
オイラを先に曲がらせろー!

っていう感じの、2階建てバスだらけです。
LEGOを連想してしまうのは、なぜなぜ・・・。



ちなみに僕たちも2階の最前列に陣取っていて
グングン街を進むのは、アトラクションのようで楽しかったです。



蚤の市です。
楽しいですよね。

ただ真剣にモノを探すと
これはかなり疲れます。



何となく撮りましたが、よくみると15ポンド。
3000円くらいだったのだ、と今、後悔。


紺色のコートなんて、デンゼルワシントンのようでカッコいい。

赤いのもチョーカッコよろしいが、いつ着んねん、という感じ。
マイケルジャクソンとか、ジュリーなら似合いそう・・・。



かわいいでしょう。
こんなんもいっぱい走っとるのです。

ミニカーみたいですよね。



とりあえずロンドンビギナーは
テムズ川を見て,ビッグベン。

そしてすぐそばにあるウエストミンスター寺院へ。

いろんな映画の舞台になった
その記憶がよみがえり、ちょっと感動。

あーあれ、ここやったんや・・・。



やはりロンドンへ行ったからには
バッキンガム宮殿で衛兵を見てみたい。

ホントに衛兵が動かないのか、
確認してみたかったのだが、
実際は柵があって近づけなかった。

まあ、エリザベス女王がいるからね・・・。



なんか自分、すごく太ってないか・・・。

衛兵といえば身長が180センチくらいあって
シュッとしたイメージなのに自分は・・・。

ま、まあええけど。


大きな帽子はふかふかのニット帽みたいな感じです。
巨大なマリモを想像してもらえると分かりやすい。

しかし暑そう。




やっぱり自分、太り過ぎやで・・・。
相撲部屋の仮装大賞みたいやん。

ロンドンおわり。








 

 

930 「とりあえず合格」 7月4日  




サントリー響 雑誌広告  山本寛斎さん。



昔、背中に「KANSAI MAN」と書かれた
スタジャンに憧れた。

たしかマイケルジャクソンも着ていたし、
スティービーワンダーもそれでピアノを弾いていた。




撮影の一週間ほど前に編集者、アートディレクターと
3人でロケハンし、当日のアングルを絞り込んだ。

シマウマの脚だけが写った大きな写真があり、
これ面白いから左ページに入れよう、ということになった。




向かえた当日、撮影場所に入って来た寛斎さんの服を見て
その迫力にスタッフ一同、おおーっ!と声を上げる。

写真が小さいのでそのファッションの凄みは伝わりにくいが
しかしながらこの服がよく似合っているのもスゴい。

洋服とシマウマのデザインがものすごく合っている。

寛斎さんの写っていない足の部分が
ポスターになっているようにも見える。

もちろんまったくの偶然なのだが、寛斎さんの秘書曰く
「山本は不思議な勘があるんですよね」と。




基本的に座っているだけでもキマルのだが、
指示を出して、いろいろ動きを出してもらう。

僕は相手がどんな人でも、現場の雰囲気が最悪でも
良い写真を撮るための主張は腹をくくって、必ずすることにしている。

話し方は穏やかで丁寧な言葉を使うが
どうして欲しいかを相手にハッキリと伝える。

そうやってコミュニケーションを取らないと
どうしても越えられないポイントがあるように思えるのだ。

会話を通して人の動きはナチュラルになっていくし、
写真のぎこちなさが取れて全体に調和が生まれるような気がしている。

 

寛斎さんがはいているパンツは又上が深いサルエルパンツ調。

「じゃあ,次は足を組んでいただいていいですか」と僕が言うと
スーパーポジティブな寛斎さんもさすがに「え、これで組むの・・・」と困惑顔。




メインカットの撮影が終わり、
こんな感じです、と写真をお見せした。

「ポスターと服があってるよ!
 写真いいねー、いい、いい、ごうかーく!!」

と、とりあえず合格を頂くことができたみたい。

もちろんまわりのみんなは
大笑いだったけれど・・・(汗









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