953  「指先ベローン」  1月28日


一緒に仕事をしている年上の人たちは
タッチパネルが反応せん、と不平を垂れている。

冬場は乾燥して指先が乾いてるからなー
なんて言っているが実は老化で指先が硬くなっているのだ。



ただ人のことをそれほど笑ってはいられない。
たまに新札なんて貰った日にはホント焦る。

その2枚が剥がれなくて、レジに並ぶ僕の後ろに
ちょっとした列が出来てしまったりするのだ。

いっそ親指をベローンと舐めてしまえれば
どれほど救われることだろう、と考えたりもするが
レジのニーチャンもベローンと唾液をつけられた
お札を渡されても、これまたやだろうなーと思ったり。




そういえば昔は指先を舐めて新聞紙めくる
そんなおじさんを結構見かけたような気がしますが
いったいどこに行ってしまったのでしょうね・・・。




昔、実家の近くに本屋があって、
そこに毎日、立ち読みにくる爺さんがいました。

いっつも店頭で週刊誌を読んでいるのだが
手足なんかプルプル震えているのにもかかわらず
小学生の本読みのように本を大きく前に突き出すのであった。

そしておもむろに指先を口元に持って行くと
ベーロベロ、ベーロベロ舐めまくる。
さて皆さん、おわかりですね。

ページをめくるなんて生易しいものではなく
バリバリと音を立てて、引きちぎるように
もうどさくさにまみれて、食べてんじゃないか、
と思う程の迫力であった。




読み終えて、ドサッとおかれた本は波打ち、
厚みは元の5倍くらいはありそうだ。

こんなんでええんかいな、と爺さんの顔を見上げた
筆者、子供の頃の思い出である。




ちょっと前は日本もずいぶん
野蛮な国だったんだなーと思う。
















952  「鹿児島」 1月15日


羽田空港から大きな富士山が見えて驚いた。

空気が澄んでいるとこんなにはっきり
見えるんだなーと感慨にひたる。



飛行機の窓からもよく見えた。
ここだけ雪が積もっているって不思議ですよね。

何だか違う惑星の風景を眺めているよう・・・。



鹿児島空港の名店で黒豚カツ丼を食す。

脂身が口の中で溶けていくではありませんか!
こんなの初めての体験。

写真を撮るつもりだったが、フタを開けると
あまりにも美味そうだったのですっかり忘れていた。

なので後からメニューの撮影。
あいすいません・・・。




帰りはいろいろ悩んだが親子丼。

鶏肉がホロホロになるくらい甘辛く煮込まれ
おいしいタマゴでふんわりととじてある。




甘い九州の味付けはとても好きなのですが
鹿児島はどんな食材も柔らかく煮込むので
(例えばゴボウ、人参。箸でサクッと切れる)
とても好みなのです。




飛行機や新幹線に乗って移動することが多いですが
やっぱり飛行機は疲れる、と最近思っています。

疲れは移動距離に比例するもんだと考えていましたが
新幹線で大阪から帰って来るときよりも
近いはずの富山から飛行機で戻った方が体に堪えます。

なんでなんでしょうね・・・。







 

 

 

951  「PCメガネ」  1月10日


PCのモニターをずっと眺めていると
目が疲れたり、乾いたりして、よく目薬をさしていた。

モニタのブルーライトを弱めるメガネが良い、
という噂を聞き、買ってみた。



口コミによるとあまり安いのは効かない、
ということだったので3000円程のものにした。

買って3ヶ月ほどになる。





ブルーライトとモニタとの因果関係はよく分からないが
個人的感想を述べさせてもらえれば、目が疲れた、と
感じたことはここ3ヶ月まったくない。

目が乾いたと感じたことは一度もないし、
目薬をさした記憶もない。

その効果はメガネをした初日から分かった程だった。
たしかに疲れない、と。





ただメガネをかける習慣がないので
フレームが視界に入る煩わしさはある。

でもそれを差し引いても
十分価値はある、と感じている。





口コミを読んでいると、否定的なものもあるし
人によって効果はまちまちなのかもしれない。

それでも3000円程の出費なので
目が疲れて困っているという人は
十分試す価値がある、と思います。





世の中、いろいろ進んでいるんですね。










 

 

950   「ダイエー」  1月6日


年始早々、歯に穴があいた。

食べ物が詰まって、面倒だな・・・と思いながらも
そのままにしていたが、さすがに歯科医に。

顔なじみの先生、歯を見るなり、
「なんや、詰め物無くなっとるがな」と。

「どこにいったんですか」と僕。
「食べてもうたんやろうな」と先生。

正月早々、銀の詰め物を食べたらしい。

そういえば、ガリッと何かを噛んだ記憶があるが
いつのことだったのか、まったく思い出せない。

すべてがええ加減に、どうでもよくなってくる。
たぶんこれも老化現象のひとつなのだろう。






最近は知らない人に話しかける時も
あまり躊躇しない。

若い時って知らない人に話しかけるだなんて
あり得ない程、恥ずかしかったけれど、今はそんな感覚も薄れた。

これはどういうことなんでしょうね。
デリカシーがなくなった、という感じでもないし。

ただリラックスはしているかもしれません。

知らない人の行動でも可笑しければ笑いかけるし、
心配であれば、声もかけます。

なにかしら心の中でそびえ立っていたハードルのようなものが
低くなった、という印象はあるかもしれません。

カッコよく書きましたが、ものすごく簡単に言えば
「老化現象」ということでしょう。
これまた結局のところ・・・・。







碑文谷のダイエーは懐かしさで溢れている。
中学生の時は大阪のダイエーに入り浸っていたのだ。

いくら東京の高級住宅街にあったとしても
ダイエーらしい庶民感を垣間みることができる。

フロアーに貼られたPタイルや非常階段の手すりの感じなど
見ているだけで短パンをはいていた少年時代を思い出して
涙がチョチョ切れるのだ。

今でもフツーに短パンははいているが・・・。






あのころのダイエーは子供にとって
とても魅力的な場所だったのだ。

ダイエーに行けば何でも買えると思ったし、
まあ実際情報もなかったから、そこで買う以外の
選択肢はなかったのだと思う。

子供の僕にとっては、夢のように楽しい場所だった。






中学生になると多少、ダイエーに対しての印象は変わったものの
相変わらず入り浸っていたことには変わりない。

そこのフードコートでいつもドムドムバーガーを食べた。

とびきり美味かった記憶はないが、中学生にとっては
油まみれで熱ければ、それで十分という感じでもあった。






ある時、碑文谷ダイエーにドムドムがあることを知った。

特に味に期待していたわけではないが
何かのついでに食べに行った。

記憶通り、それほど美味しいわけではなかったし、
言葉は悪いが、ショボイという印象であった。

でも古ぼけた店内で食べるハンバーガーは懐かしい味がした。

いかにもダイエーという感じのPタイル。
昭和の雰囲気を残す非常階段。

ぜんぜんイケてないのだが、でも夢のように楽しかった時代を思い出し、
そして過ぎ去った時間を考えると、少々切なくなる。

いろいろ思い出すのは切ないことも多いけれど
でもほんのり暖かい気持ちにもなれる。






ダイエーは昨年末に上場を廃止し、
数年で屋号をなくす予定らしい。

とても残念なことではあるけれど
おそらくその役割を終えたのだろうと思う。

ホントによく遊ばせてもらいました。




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